会計の教室~ライフサイクルコスティング~
久しぶりに、「○○の教室」の日記をつけたいと思います。今日は、ライフサイクルコスティングについて書いていきたいと思います。ライフサイクルコスティングとは、物を買うときには、それを買うとき支払う代金だけではなくて、それを使用するときにかかるコストや廃棄にかかるコストも考えて意思決定をおこないましょうというものです。今年は猛暑でしたよね!エアコンを買い換えた方もいらっしゃるんではないでしょうか?ここで、エアコンを例にして、ライフサイクルコスティングを説明したいと思います。エアコンを使い始めてから、捨てるまでには、購入代金、取り付け費用、電気代、廃棄費用などの費用がかかりますよね。例えば、同じぐらいに涼しくなるエアコンが2台あったとしましょう。そして、この2台のエアコンは、5年しか使えないとしましょう。一、エアコンA 販売価格:5万円 年間電気代:2万円二、エアコンB 販売価格:8万円 年間電気代:1万円上記のようなエアコンA、Bがあったとき、買うときに支払うお金だけを考えれば、Aを買った方がお得ですよね!でも、5年という使用期間に支払う金額の総額はA、購入代金5万円+電気代2万円×5=15万円B、購入代金8万円+電気代1万円×5=13万円となりますよね!実はエアコンBを買った方が2万円お得なんですよ!このように、単純に物を買うときに支払う代金だけではなく、使用期間全体にかかる費用を考えて、物を買うことを決めましょうというものが、ライフサイクルコスティングという考え方なんです。