この寒い時期、私の働く病院では亡くなられる患者さんが多いんです。
ここ最近特に、それが続いていました。。。
そんな中、
私が普段からよく話していて、特に思い入れの強かった患者さんが亡くなりました。
ホントは、患者さんによって気持ちの大きさを変えてはいけないんですけどね・・・
その患者さんは 寝たきりだけど元気に話せるおじいちゃんでして、
ホント色んな事を話しました。
オムツ交換が嫌いで、ワタシが行く度に
『もうこんでええヽ(`Д´#)ノ』 とか 『何しに来たんヽ(`Д´#)ノ』 とか
悪態をつくのに 私が病室を出て行く時には いつもぼそっと『ありがとう』って。。。
その、ぼそっと口にしてくれるありがとうが大好きでした。
しんどいのに ありがとう なんて言ってくれなくてもいいのにね。
その日の朝もいつもの様にオムツ交換に行き、『○○さん、お昼にまた来ますね~』と
声を掛けると『うん、分かった』と言う○○さん。
いつもなら『もう来んでええ!』っていうのに珍しいなぁ・・・
なんて、軽く思っていました。
でも、お昼にオムツ交換に行くことはありませんでした。
朝は普通に話してたのに・・・
お昼前に亡くなられたんです。
ずっと重症の肺炎で苦しんでおられたので、こういう事も予測はしてたんですけどね。。。
でも信じられなくて、悲しくって、ご家族の前で涙してしまいました。
職員のワタシが泣いてどうするねんって感じ。
ホント、プロ意識に欠ける私。。。
今まで何度も何度も・・・患者さんの死を見送ってきましたが、
今回は特に悲しくて深く落ち込んでしまいました。
自分の仕事について、人の死について、考えさせられる数日でした。
今も正直、自分の中で処理できてなくて、気持ちが沈んでいる状態ですが
いくら考えても、これでいい、これが正解っていう答えにはたどり着けない
問題なのでしょうね、きっと。
でも自分の中でほんの少しでも解決出来る様に、
そして少しでも納得出来る様に、
たとえ答えのない問題だとしても
人の死について、色々考えてみようと思っています。
誰かが亡くなる度に思うのは、こういう仕事をしてても絶対に
人の死に慣れてはいけないんだってコト。
この気持ちだけは忘れずにやっていこうと思います。
暗い内容でごめんなさい!!