チルチル☆ミチルの青い鳥

　　みなさん♪こんにちは。

　　ただいまガミガミ気味のあたっくです。



　　えーっとですね、今年の２月頃会社に入ってきた２０歳の青年。

　　前に中途採用で入ってきた話はしましたよね。

　　仮にＷくんとしましょう。

　　彼は、高校を卒業後、普通に就職して社員として働いてたらしいのですが、

　　そこを半年で辞め、その後はコンビにのアルバイトをしていたという経歴の子です。

　　まぁ、働いたとはいうものの、正社員半年、後はコンビニのバイトなので、

　　まだ、社会を知らないのかもしれませんが、気になってしょうがありません。


　　彼は、現場仕事が主なので、事務所で仕事するのは月に数日あるくらいで、

　　席は私の隣りです。

　　自分で考えて仕事をするのも大事なので、あんまり口出しするのもどうかと思うので、

　　気になっても極力言わないようにしようとか思うんだけど、ホント気になるぅ！

　　私の向かい側に社長のお姉さんが座っているのですが、

　　彼女もＷくんが気になるわけです。


　　なんていうか、素直なのだと思うけど、あんまりモノを考えないで、

　　行動していて、とてもおっちょこちょいなのです。

　　それに言っていいことと悪いこと、そういうのがよくわかってないみたいなのよね。

　　見た目は、すごーく落ち着いている風で２５～２７歳くらいに見えるんですけどね。



　　うちの会社の現場っていうのはいろいろあって、

　　その中のひとつに官公庁関係の夜間受付とかいう仕事もあり、

　　その夜間受付の仕事って言うのはそんなに難しい仕事ではないので、

　　だいたい働いている人は定年を迎えて、その後も仕事をしたいというシルバー年代の

　　おじいさんに勤務してもらっています。

　　夕方５時から９時くらいまで職員さんが帰宅した後の受付等をして、

　　帰りに戸締りをして帰るというお仕事です。

　　で、こういう現場が数ヶ所あるのですが、たまにその現場勤務のおじいちゃんから、

　　急用や体調不良等々で出勤できなくなったと連絡が来ると、

　　当然、誰か代わりにいくわけですが、そのＷくんも会社に入ってから、

　　数回すでにそういう代理仕事をしていて、

　　急に頼む時があるよ、とは言ってあったのです。

　　まぁ、もちろんどうにも行かれないような場合はしょうがないですけどね。


　　先日も現場のおじいちゃんからお昼過ぎに連絡が来て、

　　奥さんが急に具合が悪くなり、

　　病院に来たら至急手術しなきゃいけないということになり、

　　今日の勤務は休ませて欲しいと言われました。

　　で、Ｗくんに行けるかどうか社長が確認したら、

　　なんだかはっきり返事をしないので、

　　「何か用事があるのか？」と聞いたところ、彼は、

　　「犬の散歩があるんで～」と答えました。

　　ただでさえ気の短い社長が怒鳴ったのは言うまでもありません。


　　犬の散歩って…。

　　知恵があれば、もっとマシな用事を言い訳にしたと思うんですけど、

　　たぶん、これがマジで本当の理由なんだよね。



　　２週間くらい前に会社に同業者の社長さんがうちの社長を訪ねてきたときのことです。

　　社長がＷくんをその同業者の社長さんに紹介したら、

　　その社長さんから「この間、会ったよね！名刺渡したよね！」

　　と、言われたとたん、アワアワし始めて、そのもらった名刺を探し始めました。

　　机の中を見たり、カバンの中を見たり、車の中に探しに行ったり、

　　で、ナイナイ！と言いながら、「家に置いてきたかも～」と慌てふためいて。

　　その時も、

　　「名刺は家に持って帰らないの。名刺入れのファイルが百均で売ってるから、

　　それを買ってきてファイルしなね！ちゃんと名刺は一ヶ所に保管するの！」

　　って、口うるさいかと思ったけど、言ったのね。

　　
　　で、一昨日、単発的な入札があって、彼は社長と一緒に出かけたんだけど、

　　社長はＷくんを入札に馴れさせるために今回は委任状で社長の代理という扱いで

　　書類を揃えたので、代理人のところに署名捺印するんだよ、と、

　　代理人部分だけ彼が書き込めるように書類を作ったんだけど、

　　デスクマットも何も敷いてない固いデスクの上でいきなり押印して、

　　キレイに印影が押せてなく、半欠け状態だったので、押印用のマットを渡して、

　　「キレイに押せなかったら、その隣りにもう一回押して。

　　で、机が固いから、それだとキレイに押せないからこのマット敷いてから押しなよ」

　　って、言ったら、

　　　＜参考資料＞


　　こんなふうに押印用マットを朱肉の下に敷いて、

　　また、普通に入札書に押印しようとしました。

　　「ちっがーーーう！用紙の下に敷くの！用紙の下に！」

　　叫んでる私を見て、左隣で新聞を読んでる社長は、失笑。


　　ようやく書類が整い、入札に出かけ帰ってきたら、

　　名刺をかなり交換してきたようで、

　　社長に「名刺、ちゃんと整理しておけよ！

　　今日の日付と入札もわかるようにちゃんと書いとけよ！」

　　って言われてました。

　　で、ふと横を見ると、メモ用紙に何かを書き始めようとするＷくん。

　　「Ｗくん、メモ用紙に書くんじゃないよ！名刺自体に書くの！

　　で、その書いた名刺をわかるようにしておくの！

　　前にファイル買っておいでって言ったでしょ？」

　　というと、

　　「あ！買ってあります！」って、出してきたので、

　　あぁ、ちゃんと言うこと聞いて買ってきたんだ～、って思ったら、

　　１ポケットに３枚も４枚も名刺を突っ込むので、

　　「ちょっと！名刺は１枚づつ入れるの！１枚づつ！！！

　　まとめて入れたら、わかんなくなるでしょ！」

　　もうすっかりガミガミ状態です。


　　この間も現場で撮ったデジカメの画像のパソコン編集の仕方を教えてその手順を

　　メモさせたんだけど、それも家に持って帰って会社に置いてないし。

　　ちなみに彼の家にはパソコンがないので持って帰っても意味ないのに。

　　とにかく仕事で使うようなものを何でも家に持って帰って持ってこないので、

　　いちいち小言を言ってしまうのです。

　　「名刺のファイルもパソコンとかの手順も家に持って帰ってもしょうがないでしょ！

　　会社に置いておくようにしなよ。

　　もう、机の中かたずけて置けるようにしてあげるからさ！」

　　と、彼の机の整理まで始めたら、それを見ていた社長に

　　「おばさんはうるせーなー！」って笑われました。


　　それを聞いていた社長のお姉さんは、

　　「おばさんだから見てあげられるんじゃない！同世代なら無視してるよ！ねぇ！」

　　と、私をかばってくれました。


　　そんなわけで、最近すっかりあたっくはガミガミおばさんになっているわけです。


　　で、やけに疲れるわけです……。