カテゴリ:ボーイズ・ラブ
完全にイラスト買いです!
天帝×大帝、綺麗な天帝のやんちゃそうな姿と、それに寄り添う大帝の男らしさと軍服みたいな正装に釘づけです。 一か月ほど、本屋に行く度に悩み・・とうとう買ってしまいました。(笑) 『太陽の雫』高岡ミズミ/水名瀬雅良 ホワイトハート 2007年6月5日発行 ラドルクは世界の主国で、そのラドルクにあって万世一系とされる天帝は、世界の象徴であった。 前天帝が暗殺され、次天帝の座についたのは莉央(りおう)であった。 莉央の母は身分が低かったために、莉央は前天帝に知らされずにひっそりと捨てられた。 他所の国で16年間、父母を知らずに育った莉央は、父親が天帝であると知らされ、天帝が亡くなる前に天帝の印である御印を受け取っていたのだった。 そういう出自の莉央は、ラドルクの閣僚たちに望まれて、迎い入れられたわけではなかった・・。 一方、軍事大国で世界に強大な影響力を持つガルト・・その大帝・叡帝(えいだい)と莉央は契約を交わした。 ラドルクにはガルトの強大な軍事力、ガルトには世界の象徴ともいえる天帝の影響力が互いに必要だったのだ。 莉央と叡帝は、身も心も契りを交わした仲だった。 この『太陽の雫』は『太陽と月の背徳』上下巻(無骨な将軍と美貌の神官の話)の後編というか・・番外編になっているみたいです。 そのあたりは『太陽と月の背徳』で書かれているのかしら・・? そんなに深い流れがあったとは知らずに、ただ国王同士の報われることのない、遠距離恋愛モノだと思っていました。(そんな簡単なもんか?) 今回、物語は莉央が天帝になって2か月が経った頃からはじまります。 ある時、叡帝は殺された弟にそっくりな少女を拾い(戦争で両親を殺され、自らも傷ついた少女)、後宮に入れ可愛がります。 その少女の噂は瞬く間に広がり、莉央の耳に入ります。 お互いの立場では、国のために将来、いずれは妃をとらなければならないと判っていながらも莉央の心中は穏やかではありません。 自分と叡帝との契りはどうなってしまうのだ?どうするつもりなのだ?という憤りが起こり、叡帝をラドルクに呼びつけます。 しかし、叡帝は事もあろうに噂の少女・玲凛を連れて来て、莉央の前で玲凛への愛情を見せつけるのでした。 契りって・・二人の間には愛は存在しないの? 叡帝は何を考えているのか・・? 莉央のいじいじ状態にもイライラ・・。 莉央は寂しさから、お抱えの吟遊詩人・董歌に同衾を誘う(笑)が・・、やはり叡帝に対する想いから踏みとどまるのであった。 莉央は意を決し、視察という名目でガルトに赴き、叡帝に会って、真意を確かめる。 玲凛と叡帝の関係とは・・? そこで語られた叡帝の想いとは・・? 意外な結末でしたね。(私には) 気になる人は読んでください。(うふふ・・) 莉央は子供らしさが抜けず、城を抜けだしたり、侍官に我がままを言って困らせたりしますが、天性の資質と申しましょうか・・?、人の上に立つ貫録や輝きを持った、人を魅了してやまない天帝です。 私としては、莉央がもう少し大人であったらなぁ・・と思います。 これから、ますます立派な天帝になって世界に君臨する莉央を見てみたいっ! 髪も長くなって、ますます奇麗になって・・叡帝を心配させて・・むふふ・・。(只今、妄想中) 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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