カテゴリ:仕事編
店の周りに緑が多いものですから、よく店に虫がやってきます。
去年はカメムシの大発生に悩まされました・・。 私は虫に対して、そんなに怖がりではありませんが・・、ムカデとミミズと毛虫類はダメです。 小さな頃は、ミミズをいっぱい捕まえて来ては、母に叱られたものだというのに・・。 昨日、外の倉庫に商品を取りに行く途中で、何やら足もとに蠢くもの発見っ! ん?・・と、じっくり見た瞬間悲鳴をあげていました。 け、毛、毛虫!!! 「きゃ~っつ!!」 周囲には誰もいないと思っていたのですが、私の悲鳴を聞きつけてお客さんが倉庫の陰から現れました。 『どうしたの?』 「は、は、は・・、すみません・・。毛虫なんです。私、毛虫が苦手な者なので。お騒がせ致しました。」 そのお客さん(おじさん)は毛虫を覗き込み言いました。 『これ、綺麗なチョウチョになるヤツだよ。』 「はぁ・・そのようですね。たぶんアゲハチョウだと思います。」 『もうすぐ、向こうに行ってしまうよ。』 ・・・と、お客さんは言いつつ虫を追いかけた。 あっ!おじさん、踏むつもりなのっ?! きゃっ、と瞬間的に目を閉じ、おそるおそる目を開けると・・・、お客さんは近くにあった紙の切れ端に毛虫を乗せ、取ってくれた。 「すみません、ありがとうございます。」 しかし、その毛虫を敷地の端に持って行くと思ったら、何故か反対方向へ・・。 おじさん、毛虫を持って何処へ? おじさんは、紙を自分の自転車の荷台に乗せた。 私は慌てて、「あの、私が捨ててきます。」(怖いけど・・)と言うと、 『ん? ええって。途中でどこかに降ろしてあげるよ。』と言った。 そして、毛虫を乗せ去って行った・・。 ウルウル・・なんて優しいお客さんなんでしょう?! このおじさんに少し惚れたケロでした・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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