カテゴリ:ボーイズ・ラブ
一年以上前の本ですが、ずっと気になっていた本でした。
だって・・タイトルが凄いじゃないですか? 『スパイは秘書に落とされる』烏城あきら/羽根田実 キャラ文庫 2006年7月31日発行 産業スパイ・望月雅也は依頼を受け、藤堂精密機械の本社にシステム・エンジニアとして潜入していた。 目的は、藤堂精密機械とドイツのフォルケム社との契約書を入手することだった。 タイムリミットは3週間、機密を握っているのは社長の側近だけ。 雅也は狙いを社長の第3秘書を務める、中島淳に定めた。 中島はゲイであるらしかった。 雅也は男を相手にすることは初めてだったが、なにせ時間がない・・。 思い切って、中島を口説きにかかった。 中島はいつも真面目で大人しい、気の弱そうな青年だった。 ん? 気の弱そうな青年? ジャケットの気の強そうな目といい、タイトルといい・・中島がそんな性格だと思いにくい。 これは、もしかして・・偽りの姿? もう、大体のストーリーは想像できてしまいます。 中島は可愛くて、抱く時に見せる、オフィスにいる時とはまるで別人のようないやらしさに、雅也は夢中になった。 雅也は自分に、中島はただの情報源だと言い聞かせるが、それと裏腹に少しずつ本気になっていく雅也がいた。 社長と中島は二人だけの時は、互いを名前で呼び合って親密な感じを漂わせる・・。 雅也は、二人の関係を疑う。 契約当日、雅也は中島を利用し、予定通り契約書を手に入れた。 もう、これで中島の前から姿を消して終わりとなる筈だったが・・、依頼主から中島を誘拐して欲しいと新たな仕事を持ちかけられる。 断ったものの・・中島が心配で雅也は助けに行ってしまいます。 そこで判った、中島の正体。 そこにいたのは、今まで見たことのない中島だった・・。 あなたは誰? 精悍そうな顔つきの、ツンデレのあなたは・・? ケロ好みのクールビューティさん、見っけ! ははは・・これでなくっちゃね! 最後の最後で、スッキリいたしました。 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.09 00:30:22
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