ケロサロン

題名は知っていたけど・・これがヤクザものとは知らなかった私です。
綺麗な状態で、２冊揃っていた（古本屋で）ので買っちゃいました。

　
『爪先にキス』１・２巻　不破慎理
　キャラコミックス　２００５年１０月１日・２００６年６月１日発行

八曽部は丹野グループに属する、経済ヤクザ。
その跡取り息子の八曽部炎（やそべほむら）は数軒のクラブなどのオーナーをしている。

その炎の秘密の恋人とは・・？

丹野グループと敵対関係にある、烏丸グループの御曹司・烏丸冬慈（からすまとうじ）だった。
敵対するグループ同士、二人の関係がバレる訳にはいかない。
炎はそれが気になって、冬慈に好きと言えない。
しかし、冬慈は二人の関係がバレることを恐れてはおらず、炎を責める。

炎がオーナーを務めるクラブのＮＯ.１ホストの恭也は、炎が好きで炎に付きまとう。
冬慈はそれが気に食わず、恭也を引き抜いて炎から遠ざけるが、恭也は炎を諦めようとしなかった。
冬慈を愛していながら・・恭也に心を許す炎。

もう！どうして、そこで拒むことができないの！
クールビューティさんの炎は好きだけど・・、その優柔不断さが嫌だぁ！

いつまでも経っても、踏ん切りがつかない炎に焦れて、冬慈はある画策をする。
冬慈が密かに丹野の娘と結婚話を進めていることを知った炎は苦しみ・・とうとう恭也に抱かれてしまう。
炎のおバカっ！

そんな折、冬慈は烏丸組を継ぐ。
組長になって、どんどん勢力をつけていく冬慈・・。

丹野の娘との縁談・・破談・・全ては冬慈の描いたシナリオ通りに事は進み、冬慈は丹野グループにシマの一部を共有することを承諾させたのだった。
組長を襲名してから冬慈は自由が利かなくなり、炎との距離はどんどん開いてしまう・・。

冬慈は耐えれなくなり、炎に電話するが、その最中に何者かに撃たれてしまった！
生死を彷徨う冬慈を見て、炎はキレた。
人が変わった様に凄味をました炎は単身、相手組にのり込み、ケリをつけた。
すごい、すごすぎるよっ！　やはりあなたはヤクザだった。
くぅ～っつ！かっこいいねぇ！

もう逃げたりしない・・お前と生きていく。

炎は覚悟を決めます。

ああ・・それにしても・・あのキレた炎は萌え～でした。
完結になっていますけど・・この続きは出ないのかしら？