カテゴリ:ボーイズ・ラブ
待ってました~っ!
これぞ、最強のクールビューティさんの登場です! ツンデレさも半端じゃありません。 最近、暗くハードな本ばかり続いていましたので、これは楽しく一気に読めました。 ・・・といっても、この本は2003年に出版されている本の新装版だということです。(気がつかなかった) どうりで見たことのあるような本だと思いました・・。 まあ、書き下ろし「Cherry bloaaoms」が加筆されているので、いいや。 『冷たい男』ふゆの仁子/海老原由里 ビーボーイノベルズ 2007年8月20発行 スティーブ・ノーグは、アメリカ経済に影響力があるとされるウォーレン・ノーグの孫である。 見事な金髪、奇跡的な美貌、天才的な頭脳、気品を兼ね備えた完璧な男だった。 そんな恵まれた環境に育った彼は、小さい時から世界は自分の意のままになると信じていたし、、世間と良識がずれようともそれは仕方のないことだった。 お世辞にも決して良いとはいえない性格も、カリスマ性を備えたスティーブだからこそ気にならない。 スティーブには「この身と私の人生は、貴方に捧げます。」と誓った、7歳年上の忠実な従者・守殿がいた。 しかし、守殿は誓いを破り「もうスティーブ様のそばにはいられません。」と、スティーブを残して日本支社に行ってしまったのだ。 スティーブは、その環境ゆえ、幼い頃から常に誘拐、脅迫といった危険にさらされていた。 先日も暴漢にあって右手を負傷していた。 このことを知ったら、守殿は自分のせいだと自分を責めるだろう・・。 だから、守殿には言っていなかった。 未だに癒えない傷の痛みに、抑えていた怒りがふつふつと湧き上がってくるのだった。 暴漢に襲われ怪我をした右手が使えず不自由をしている守殿が側にいないからだ そんな図式が成り立って、怒りはすべて守殿に向けられた。(笑) スティーブの命の期限付きの脅迫状が何者からか届いていたにもかかわらず、彼は護衛もつけず一人、日本の守殿のもとへ向かった。 滞在中、怪我を懸命に隠すスティーブだったが、車に轢かれそうになって・・またも右腕を負傷してしまい、守殿にバレてしまった。 自分の後任のボディガードを責める守殿に、ついにスティーブはキレた! 俺を置いて行ったくせに・・なぜ約束を破ったのだ? 激昂したスティーブに、守殿はスティーブを愛してしまい、苦しんだ事実を告げた。 スティーブ自身も、守殿を想っていたのだが、それを愛だとは気づけずにいた。 ・・いや・・気づいていながら、無意識のうちに認めようとしなかったのかも知れない・・。 二人の想いが通じて、二人はやっと結ばれる。 そこで、スティーブは脅迫状に示された、命の最終期限日を迎えた・・。 まあ、こんな清々しいまでの俺様的な受けは初めてです。(笑) こんなにも俺様なのに、嫌な感じがしないのは、スティーブの魅力なんでしょうね? そして不器用で、意外とスティーブは可愛い男なのですっ。 守殿も凄く優秀でデキる男なのに、スティーブの前ではヘタレに見えてしまいます。(笑) 私の満足度★★★★★ コミックも出ていることを知りました。 一度、コミックも読んでみたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.17 17:47:09
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