ケロサロン

前から気になっていて、貸本屋さんで借りたコミックです。
しかし・・、これってシリーズだったとは知らなかった。



独立し、開店準備を進めている新川の恋人は、ホストとして新川を育ててくれた鷹秋だ。
鷹秋も現在はホストクラブのオーナーをしている。
鷹秋の元恋人だった岩城が、鷹秋にホスト志望の甥・和臣を店で預かってくれと頼む。

鷹秋は真剣に新川を愛しているのに・・、新川の方は岩城の存在や、鷹秋のオーナーとしての器や、自分に対する過保護さも気になってしまい、素直になれない。
鷹秋を恋人とするプレッシャーに負けていた。

和臣をやはり自分の店で預かろうと岩城に申し入れたにもかかわらず、鷹秋が勝手に和臣を預かったことに、自分がまだ一人前に扱われていないことにショックを受ける。
全てに苛立ちを覚えて、自分にとって楽な剣崎に逃げてしまう。
それを鷹秋に浮気と思われてしまい、ますます苛立つ新川。
新川は鷹秋に別れを告げた。

鷹秋はショックから、荒れた生活を送るようになる。
一夜限りの相手を見つけ、遊び回る鷹秋・・。
そんな鷹秋を岩城は心配で仕方がない。

鷹秋から拒まれた男が、鷹秋を刺してしまう。
駆けつけた新川は、鷹秋が岩城とヨリを戻したと勘違いする。

自分の店にやって来た和臣の話から、新川は鷹秋の本当の気持ちを知ることになる。

ホスト界を背景に男同士の恋愛を描く。
そこには複雑だけど・・、『ウブ』な男の感情が見え隠れする・・。

う～む、なかなか面白かった。
岩城が恋人だったのに、何ゆえに新川とそういう仲になったのか前の作品が見てみたい！