カテゴリ:ボーイズ・ラブ
兄弟モノですが、血がつながっていない義兄弟なので読めました。
私は、近親相姦と、女っぽいのや、お子ちゃまの受けはダメなんです・・。 『始まりはミステイク』火崎勇/かんべあきら クロスノベルズ 2007年8月24日発行 アメリカの大学を出て、向こうのインテリアデザイン事務所で働いていた麻川界人(かいと)は、日本支社の立ち上げに伴い帰国することになった。 丁度、界人の母親が再婚する事になり、結婚式に出席する予定だったのが・・、仕事のトラブルの対処に追われ遅れてしまった。 一人息子が結婚式にも出ていないなんて・・結婚に反対していると思われては大変だと、親戚一同が気を遣い、従兄弟が息子(界人)になりすまして式は終わった。 式が終わって義父は、親子になったのだから・・家は界人の家でもあると鍵を渡してくれた。 界人は、義兄・東秀(とうしゅう)と面識がなかった。 帰国してからも忙しい界人は東秀に挨拶に行けないままでいた・・。 そこに『両親が交通事故にあって病院へ運ばれた。』という知らせが入る。 東秀とは連絡の取りようがなく、界人は義父の家に向かった。 誰もいないようで、界人は仕方なく鍵を使って家に入り、義兄にメモを残して帰ろうと思った・・その時! いないと思った義兄が奥から出て来た。 界人は事情を説明するが、義兄に信じてもらえず・・泥棒だと疑われて激怒した義兄に強姦されてしまう。 ショックを受けた界人は、その場から逃げた・・。 衝撃的な話から始まった、この話・・どうしたらこの最悪な関係から愛に発展するのか興味を持った。 両親が事故で重体なのに連絡してこない義弟に焦れ、東秀は仕事を装い、義弟を会社に呼び出した。 担当に話をしに来たのに、何故か社長室に通された界人。 『私が呼んだのは麻川界人のはずだ! お前は何者だ?』 そこで初めて、東秀は自分が強姦した相手が義弟の界人だと理解する。 東秀は詫びるが・・、界人の受けた心の傷は深かった・・。 この後は、訳あって界人が東秀と一緒に暮らすようになるのですが、界人は東秀が怖くて打ち解けられません。 でも、東秀の誠実さが分るにつれ、界人は東秀を許し、好きになっていきました。 最初は、どんな鬼畜な男かと思った東秀ですが・・、実は超ヘタレだったのです。 言葉も足りない、表情も乏しい・・彼はいつも素直に感情が出せません。 そんな不器用な東秀を、界人は可愛い、愛おしいと想うのでした。 こんな面白い展開なのに、界人が東秀を好きになるのがイキナリなんでちょっと不満です。 まあ、BL小説によくあるパターンなんですが・・。 もう少し、好きになってしまうようなきっかけや、事件なんかがあってもいいと思うけどね。 最後はちょっと物足りませんでした・・。 この分じゃ、東秀は界人の尻にひかれるなぁ・・。 私の満足度★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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