カテゴリ:ボーイズ・ラブ
古本屋でレースもの見っけ!
一年半前の発行なんですが、剛しいらさんだし、イラストは亜樹良のりかずさんだし・・何で当時気がつかなかったのかしら? 『風は生意気』剛しいら/亜樹良のりかず ガッシュ文庫 2006年5月10日発行 3年前のレース中の事故で左足に大怪我を負い、皆から惜しまれ引退した元レーサー深間亮輔は、現在故郷の鈴鹿でカフェを営んでいる。 メインメニューはカレーで、地元の観光マップに載るほど美味しいと評判の店だ。 そこにかつての先輩レーサーだった新見から「息子を預かって欲しい、もうそっちに向かわせた・・頼むよ」と突然の電話があった。 新見の息子の賢は、小学生の時からサーキットをを走っていて、高校生で125ccクラスのトップになった有名レーサーだったのだ。 それが・・ランクアップした250ccクラスのレース中にクラッシュして、その恐怖から復帰できずに1年が過ぎていた。 亮輔は他人の前では平静を装っているが、実は自分に起こったことを未だ清算できずにいるのに・・同じような身の上の賢を受け入れるのは嫌だった。 すぐに追い返そうとしたが、突然のバイトの怪我により人手が足りなくなり、しぶしぶ賢を雇うことになった。 賢はレーサーの父親とレースクィーンだった元モデルの母親との間に生まれ、我ままで生意気に育っていて、亮輔は手を焼いたが、だんだん賢が可愛く思えてくると、賢との同居生活が楽しくなってくるのであった。 しかし、バイトが復帰して喜ぶ亮輔に、賢は嫉妬してバイトに怪我を負わせてしまう! 亮輔は怒り、賢に欲望をたたきつける。 自分も賢も逃げていると感じた亮輔は、レースチームを作って、賢と共に鈴鹿の八耐を走る決心をする。 そして、賢をそこから世界に送り出してやろうと亮輔は考えていた。 しかし・・賢の心のダメージはかなり重症で、なかなかバイクに乗れない。 そこで、亮輔が考えた荒治療とは・・? う~ん・・この荒治療は予想外でした・・こ、こ、こんな不謹慎ことしていいのかなぁ? レーサーにとってバイクは聖域だと思うのに・・。 35歳のエロオヤジと19歳の我がままだけど意外に純真な男の子の、16の歳の差カップルです レースシーンがないところや、あの荒治療一回ですぐに立ち直ってしまったところは、ちょっと不満の残るところ・・。 でも、亜樹良のりかずさんの描く、渋いオヤジの亮輔と、美形の大人びた賢は素敵でしたっ! 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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