カテゴリ:ボーイズ・ラブ
奈良千春さんのイラストで、軍服と拳銃片手のSPとくれば・・もう我慢できないケロですっ!
シャツの上から、ショルダーホルスターを装着している姿って・・どうしてこうも萌えてしまうのでしょう? 『不条理な接吻』妃川螢/奈良千春 ラヴァーズ文庫 2007年12月1日発行 ユーリ・ユリウス・ノーランドは、ノルド王国のクラウス国王の異母弟で、ノルド王国軍の総帥である。 ユーリは、クラウス国王が来日した際に襲撃にあった映像(施設の監視カメラが捉えていた映像)を、この1年あまり繰り返し繰り返し見続けている。 ユーリの視線は、クラウスを守った一人の日本人のSPだけに集中していた。 彼の名は東堂喬也(とうどうたかや)、警視庁精鋭のSPだった・・。 危機を察知する能力、俊敏な動き、度胸、臨機応変な対応力、そして『壁』としての存在感のどれもがユーリの目を引きつける。 ユーリは友人である、日本の華族の流れを汲む御曹司の結婚式に参列するために来日した。 ユーリは真っ先に喬也を呼び、自分の側につくように命じ、なんと身体の関係を要求したのだった! しかし相手が国賓クラスでは喬也には拒むことができない・・。 やっぱり・・一介のSPとしては、国賓クラスの要人だとその場で拒むことができないものなのか? 私は隣にいた主人に訊いてみた。 ケロ「パパが警視庁のSPだとして、国賓クラスの要人から迫られてきたとしたら力まかせに拒む事ができる?」 主人『やはりその場では応じるしかないかなぁ・・。』 む・・やっぱりこれは仕方のないことなのだ・・納得、納得。(笑) 迫られた喬也は、ユーリの白手袋に己の吐き出したもので汚してしまった。 怒りが収まらない喬也は、その晩ストレス解消のために行きつけのバーで飲んでいたが・・、ヴィルと名のる美形の金髪青眼の外国人と意気投合して酔ってしまい・・気がついたら初めて男に抱かれてしまっていた。 一日にして二人の男に迫られるという悪夢を喬也は呪った・・。 翌日、迫ってくるユーリを拒絶するが、家族に対して脅しをかけられ、喬也はユーリにも抱かれてしまう。 夜はヴィルに付きまとわれて口説かれ、昼はユーリに翻弄される・・それを拒みきれない自分を認め喬也は悩む。 しかし・・どんなに快く思わない相手でもSPとして『壁』であろうとする喬也のプロ意識は立派ですねぇ。 ユーリの国をめぐる陰謀・・命を狙われるユーリ・・ユーリが喬也に隠して進めてきたこととは・・? ヴィルはいったい何者なのか? まだ出たばかりの本なので、さすがに全てを語るのは躊躇われます。 う~ん、語りたいけど・・この辺で止めとこう。 しかし、喬也も凄い人に目をつけられたものです。(ご愁傷様) 喬也のSPとしての姿勢がすごく立派で素敵だと思います 最後にはユーリに対して喬也もタメ口(いや・・暴言も)に・・我が道をゆくユーリとそれに振り回される喬也、二人の会話も笑えます。 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ボーイズ・ラブ] カテゴリの最新記事
|
|