カテゴリ:ボーイズ・ラブ
「ビタースィーツで、よりDARKな新選択危険領域・拡大中。」そんな新レーベルの帯に惹かれて買った『南嵐』でした。
『南嵐』松野たば子/依嶋蓮 花丸文庫 BLACK 2008年5月25日発行 警察庁高官を父に持つ県警の刑事・西村は五ヶ月前、横浜の新海地区で暴力団の一斉摘発を指揮した。その時におさえた四之崎組組長に実刑判決が下ったのをきっかけに、親筋にあたる組の連中に襲われる。鉄パイプが振り下ろされ、もう終わったと西村が思った時だった。一人の男が現れ、組員たちを追い払ったのだ。その男・南条は現在、組長不在の四之崎組を任されているのだが、西村とはかつて、同じ業界を目指し、ぶつかり合ったこともあったのだ…。暴力と恐怖が支配するハードボイルドな世界を描く新人作家のデビュー作。西村の過去に関する話も収録。 (「BOOK」データベースより) すみません・・内容をを書く気にもなれません。 この文庫は一体どういう位置づけなのでしょう? これには、全然『愛』(BL)というものの存在なく、ただ・・熱血刑事がヤクザの恨みを買って、暴力と性的リンチにも屈せず突き進むお話です。 私が見たいのは、よりDARKなBLであって、これではただのハードボイルドな官能小説です。 ああ、これ以上書くと否定的な言葉しか出ないので、やめましょう。 他の方のレビューを見ると、面白かったと言われている方もあるので、要はやはり好みの問題なのです。 この本がダメだと言ってるわけではなく、あくまで私に合わなかった・・期待外れだったというだけですので、松野たば子さん、ファンの方、ごめんなさい。 私が望むDARKさとは、BLにおいて、普通の恋愛とは違う・・もしくは普通じゃない世界?の人たちの恋愛とか・・かな? 愛しすぎてドロドロになっちゃった関係とか、主従愛、監禁愛、鬼畜系、執着系・・それらのさらに進んだ形が、より危険でDARKさを感じる・・。 まあ、あまりドロドロすぎたら引いてしまうものも出てくるでしょうが、それはそれで今までにない新レーベルだと思って期待していたんですがね。 他の作品はどうなんだろう? 一冊で決めつけるには、あまりに危険なので・・機会があれば、もう数冊読んでみます。 しかし、この薄さでこの金額は高いよぉ~。 私、金額を見ていなくて、レジで「○○○円です」と言われ、一瞬固まりましたもの・・。 私の満足度★☆☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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