カテゴリ:ケロ日記
これはファンタジー小説、BL以外にもSFやファンタジーも大好きです。
全然BLじゃないのに・・古本屋のBL小説コーナーにありました。(笑) 買ったら主人に「それ、BLじゃないけど・・。」と言われたんですけどぉ・・判ってますって! すご~く、面白くて連日寝不足になるほど夢中で読みました。 『翼の帰る処』上下巻 妹尾ゆふ子 幻狼ファンタジアノベルズ 2008年11月30日発行 [本(上巻)のあらすじより] 「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる―。 帝国の尚書官・ヤエトは、左遷されこの辺境の地・北嶺にやって来た。 でも、それはヤエトにとって願ったりな辞令だったのだ。 もともと身体の弱いヤエトは、長くは生きられないだろうと言われながらも36歳を迎え、あと何年あるか分からない余生を、目立たず静かに送りたいと思い、楽な隠居生活こそがヤエトの唯一の望みだった。 しかし、それは突然太守として赴任してきた皇女によって狂わされることとなる・・。 ヤエトは皇帝陛下から、皇女の副官に任命されてしまうのであった。 楽隠居を夢見ていたヤエトの気持ちとは裏腹に、事態は反対の運命をたどり・・ヤエトは持前の能力を発揮し、やがて皇女や周りの信頼を得ていく。 私は昔読んだ吉岡平さんの『無責任タイラーシリーズ』を思い出しました。 楽がしたいと軍に入った無責任男のタイラーがどんどん反対の運命に引っ張られ大活躍し、出世していくというお話でした。 なんだか、そういう意味でタイラーとヤエトは似ているかも? 皇女の気持にも気付かない鈍感男のヤエト・・皇女は14歳なので、その差22歳。 これって、犯罪ですよぉ~。 [本(下巻)のあらすじより] 北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた!皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが―。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマン、ここに完結。 神よりいただいた恩寵の力・・この地に残る〈化鳥の騎士団〉伝説・・ヤエトによって帝国の秘密が今明かされる! 読み応えありましたね~、こういうのお好きな方は是非どうぞ。 私の満足度★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.24 01:06:41
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