カテゴリ:ボーイズ・ラブ
最近は以前に買っていた本をどんどん消化しているところです。
『秘密のプリンス』に続いて、同じ砂漠の王子様モノということで、この2冊を書いちゃいましょう。 『灼熱のエメラルド』藤原万璃子/櫻井しゅしゅしゅ アルルノベルズ 2006年1月1日発行 ある中東の王とフランスの大女優の間に生まれた第5王子のラティーフは、頭脳明晰で母親の血を受け継ぎ、ブロンドの髪にエメラルド色の瞳を持つ、それはそれは美しい王子様でした。 国に巨大ショッピングセンターを建設し、若いながら国の経済に貢献した非凡の美しい王子様は、国民の人気の的で、4人の異母兄の王子たちに妬まれ、数々のいじめを受けてきた。 そんな中、王のイスマーイルが病に倒れ、後継者争いが深刻化する。 第5王子のラティーフには、自分が王になるという野心はさらさらなく、同じ母から生まれた9歳年下の第6王子のサミュエルを守り、兄弟二人で寄り添い合って生きていけたらそれでいいと思っていた。 世継ぎ問題が表面化し、王子たちにSPがそれぞれに就けられることになり、ラティーフの元にイギリス国籍のフランスとスペインと日本の混血のリュージが配属されて来た。 混血であることにコンプレックスを抱いていたラティーフは、同じくフランス人の血をひく、混血のリュージが気になって仕方がなかった。 それはリュージにしても同じことで、二人は出会った時から互いを意識していた。 弟のサミュエルもリュージに懐き、ラティーフも不思議とリュージには何でも話せた。 互いに想いを深めてゆく中、あることがきっかけで二人は同棲愛を禁止しているイスラームの掟を破り、罪を犯してしまう。 リュージはラティーフに罪を犯させてしまったことを悔やみ、自ら去ってゆく。 弟に恋人ができ、本当に一人ぼっちになってしまったラティーフ、そんな彼に暗殺者の魔の手が忍び寄る・・?! だいたい、お決まりのパターンといえば、そうなんですが・・それでもラティーフの美しく、聡明で気高く強い、私好みの受けということで、満足度UPでした~。 それにしても、リュージの印象が薄かったなぁ・・。 満足度★★★☆☆ 『砂漠の薔薇』天花寺悠/ジキル セシル文庫 2009年4月1日発行 〈あらすじより〉 国交を結ぶ前の下見に、アラブの小国サザーランドへやってきたエリート外交官の翠。だが空港に着いた途端、不審な車にさらわれてしまう。と思いきや、次は謎の騎馬の一団に襲われ─!?あわれ囚われの身となった翠は、身に覚えのない麻薬密輸を疑われ、傲岸不遜な砂漠の首長に尋問と称して、いいように身体を嬲られてしまう。あげく、砂漠での戦利品は首長のものと所有物宣言されてしまい─。 その首長・リュークに名前を呼ぶことを許され、リュークから熱い求愛を受ける翠。 翠は罠にはめられ、信じていた者から裏切られ囚われる・・。 命をかけて翠を救ったリュークだったが、代わりに捕まり、今度はリュークの身に危険が迫る! 何としてでもリュークを救いたい一心で翠は思い切った行動に出る・・?! 翠のリュークを想う一念はすごい・・私は感動しましたよ。 結構、このお話はどんでん返しが多く、最後まで楽しませてもらいました。 あとがきは、このお話のその後が書かれていますが・・、私としてはちょっと意外な結末でした。(笑) 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.22 20:08:03
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