カテゴリ:ボーイズ・ラブ
いくらBLをカミングアウトしている私でも、この本をレジに持っていくのは恥ずかしかった・・。
『描くのは愛』剛しいら/朝南かつみ ショコラノベルズ・ハイパー 2009年9月20日発行 本当は、この表紙の下部に黒い帯がかかっています。 その帯には大きく『やらせろ。』の文字が・・。 このイラストに『やらせろ。』は、いかにも・・という感じで恥ずかしかったです。 〈あらすじより〉 的場幸洋は父の汚名を濯ぐため、天才贋作師である阿久津修平の元を訪れる。すべてがうまくいくように思えたが、完成品の存在しない作品を描く代作だということから事態は一転する。まだ見ぬ作品のために、自分にできることならなんでもすると決めた幸洋だったが、なぜか修平にキスされ押し倒されてしまう。やらせるのが仕事を受ける条件だと言われた幸洋は何も言い返せず…。 あまり大きな展開もなく、ストーリーも地味な感じで、お話としてはあまり印象的ではありませんでした。(ごめんなさい) しかし、登場するそれぞれのキャラが個性的で印象に残っています。 修平親子の自由奔放さ、幸洋の柔軟さには驚かされます。 ともすれば・・贋作師という、暗く重くなりそうな世界も、ちょっとコミカルに描かれているところもあり・・軽い感じに仕上がっているように思います。 私の満足度★★★☆☆ 『恋の疵痕』若狭萌/亜樹良のりかず プラチナ文庫 2009年9月25日発行 これはどこが恥ずかしいかといえば・・、見開きのカラーページです。 パラパラめくりかけて、びっくり! あまりの生々しさに驚きです・・超リアルなです。 このまま普通にレジを通過すればOKなんですが・・、サービスにカバーでも付けられてしまうことがあれば必ず店員さんの目に入ることになるでしょう。 でも、ここの書店でカバーを付けてもらったことがないので大丈夫だと思い、安心してレジへ。 本をレジに載せ、トレーにお金とカードを出すと・・若い男の店員さんが、 店員「カバーをお付けいたしましょうか?」 えっ?! 私はすごくあせってしまい・・『いやっ!い、いです!』と叫んでいました。(笑) うわ~っ、危ねぇ~! そういうことで、どれだけリアルかは書店で確かめてみてください。 〈あらすじより〉 地方病院で燻る天才心臓外科医の侑弥は、駆け込んできた男性に愕然とした。かつて自分に愛を囁き、手酷く捨てていった貴将だったのだ。謝れば赦そうと思った。だが彼は悪びれるどころか、睨んでくる。その上経営難の病院に融資する代わりに、侑弥の体を要求してきた。傲慢さに唇噛みしめたが、院長の義父の為に頷かざるを得ない。だが急いた様に最奥をまさぐられ、猛々しく貫かれると、封印してきた彼への思いが堰を切って溢れ出そうになり…。いつまでも心疼かせる恋、再び。 大学時代に自分を捨てて逃げた恋人・・、そのせいですごく傷つき、今も人を愛すことができなくなってしまった侑弥。 侑弥の患者の家族として現れたのは、その貴将だったのだ。 しかし、貴将は侑弥に謝るどころか、反対に侑弥を酷い男だとなじる。 しかも侑弥の病院の融資の代わりに愛人として身体を差し出せと命令する。 すごい切ないお話になるとワクワクして読んでいたら、途中から様子が何か変? こ、これって、ただの・・・? あっ、言ってはダメね? 面白かったけど・・そこがちょっと単純すぎて物足りなかった。 私の満足度★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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