カテゴリ:ボーイズ・ラブ
木原音瀬さんの小説『リベット』をもとに、その後の二人がハッピーエンドになるまでの物語を、天野瑰さんが独自の視点から描いたのが、この作品だそうです。
木原音瀬さんというと、同じ出版社から『美しいひと』が出ていますが、この方の作品って結構リアルBLだと私は思います。 『リベット』木原音瀬 <あらすじより> 初芝公平は、誰にも知られたくない大きな問題を抱えて暮らしていた。しかし、その悩みと明るく向き合いながら、一人で生きていこうとしていた初芝の心を乱すものがあった。それは、いつも温かく抱き締めてくれる恋人の由紀と、常に初芝の我が侭を聞いてくれる職場の後輩の乾の存在だった。二人は初芝の心を弱くも強くもする。自分の悩みを告げるべきか、初芝は葛藤するが…。 この小説は読んだことがなかったのですが・・、友人だった阿岸に突然告白され、無理やり抱かれてから数年経ったある日、阿岸が初芝を訪ねて来てHIVに感染していたことを打ち明けられる。 焦りと混乱の中、初芝は病院に検査を受けに行くが・・、医師から「陽性です」と宣告されてしまう。 何度も自殺しようと考え、全ての元凶である阿岸を殺そうすら考えたができなかった・・。 恋人の由紀にも病を打ち明けることができずに悩む。 初芝は、HIVの患者一人に一人のボランティアがついて患者を精神的にサポートする活動をしていた乾と出会う。 乾は阿岸のバディで、阿岸を通して初芝の事を知っていた。 乾は初芝の全てを知った上で、初芝を好きだと言った。 由紀に病を打ち明けたが、結局別れてしまう・・。 全てを失っても、初芝が立ち直ることができたのも、乾の献身的な愛があったからこそだった・・。 小説はこの辺りまでが書かれていたのかな? 『リベットThe departure』天野瑰 原案:木原音瀬 ホーリーセレクション 2009年9月1日発行 初芝公平は、高校で世界史を教えている。 異動前に勤務していた高校の後輩教師・乾は初芝のことが好きで、全てを知った上で、初芝がその気になるのを優しく見守ってくれる。 乾と一緒にいると楽しく心地よく、その気持ちが何なのか悩みながらも答えが出せず・・乾の優しさに甘え続ける初芝。 教育実習にやって来た椎名が乾を好きになり、乾に抱きついたところを偶然見てしまった初芝はショックを受ける・・!? 抱きしめられると、過去の出来事がフラッシュバックして、乾だと分かっていても恐怖で震えてしまう初芝・・、病とも向き合って懸命に闘う姿が痛々しい。 しかし初芝を支え、全身全霊をかけ初芝を愛す乾に感動しました。 今度は木原音瀬さんの小説を探して来て、一度じっくり読んでみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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