カテゴリ:ボーイズ・ラブ
火崎勇さんのヤクザもので背中に背負った『昇り龍』とくりゃ、読まないわけにはいかないでしょう!?
『恋愛の仮面』火崎勇/いさき李果 クロスノベルズ 2010年2月23日発行 天地会組長・松永は、三宅の伯父の義理がけで、ホテルで開かれていた、ある祝いのパーティに出席していた。 もう義理も果たし、部屋に戻ろうとトイレに寄ったところで、「先生」と呼ばれていた美貌の男が酔いつぶれ倒れているのに遭遇。 興味を覚えた松永は、下心もあってホテルの自分の部屋に彼を運んで介抱した。 彼の名前は砂田環、職業はマンガ家だという。 ほっそりした美人なのに・・その性格はさっぱりしていて意外に男前な感じで、松永はますます彼を気に入ってしまう。 松永にしては珍しく時間をかけて、砂田をやっと恋人にすることができたのだが・・、初めての夜に松永の背中の『昇り龍』を見た砂田は急に松長を拒絶した。 ヤクザとは絶対無理です! そう言い残して去って行った砂田・・。 納得できない松永は砂田に付きまとって理由を知ろうとするが、砂田は「ヤクザをやめないと付き合えない」と言うばかり・・。 諦めきれずに砂田のマンションへ行った松永は、拉致られ、黒いワンボックスカーに乗せられて行く砂田を目撃して、後を追った。 自分絡みで砂田を危険にさらしてしまったのか・・? それともヤクザ嫌いだという原因がここにあるのか・・? 連れ込まれた屋敷は、天地会と敵対する菊川の屋敷だったのだ! 危険を承知で、単身のり込む松永・・、菊川は、急にやって来た松永を警戒する。 俺のものを返してもらいたい 返せという松永に「返すも何もない。あれは儂のものだ。」と激怒する菊川。 子分たちが大勢なだれ込んで、今まさに松永に飛びかからんとしていた、その時! 『止めろ!下がれ!』と、いきなり障子が音高く開けられた! その・・声は・・?! あ~あ、これ以上言ったら面白くなくなるよねぇ~? でも言いたいし~(・・っていうか、相変わらずもう殆ど言っちゃってるし・・?)。 ということで、お察しの通り・・こういうオチがあるんです。 こういうストーリーも悪くはないけど、最後がアッサリしすぎて拍子抜けでした・・。 もっと劇的に盛り上げて欲しかったかなぁ? でも砂田にクールビューティのツンデレ要素を感じる・・ちょっと先が楽しみかも。 私の満足度★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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