カテゴリ:ボーイズ・ラブ
久々に私の理想とするクールビューティさんに出会えた気がします。
若くて優秀な、麗しの精神科医。 穏やかで、優しそうにみえる彼だが、時に厳しく、辛辣で、様々な顔を見せてくれる魅力的な男です。 恋人の死という悲しい過去を乗り越えてきた彼は、とても強い。 ああ、まさしく私好みで萌えます! 『ろくでなし刑事のセラピスト』洸/新藤まゆり キャラ文庫 2010年4月30日発行 フィラデルフィア市警は、問題ある刑事に対し、精神科医のカウンセリングを受けなければならないシステムをとっていた。 ある事件で、停職処分をくらった刑事・アダムが、市警の精神科医・シンのカウンセリングに訪れていた。 アダムの態度は、最初から『おれはどこも悪くない。早く、仕事に復帰させろ!』と言わんばかりの不機嫌丸出しな態度で、最初は優しく対応していたシンも、急に冷たい、無愛想な姿に態度を変えた。 その変わり身にアダムは戸惑い、シンはシンで、アダムに対する特別な感情を自覚していた。 アダムは、優秀な熱血刑事だった。 このような男は、人に頼ったり、弱みを見せようとしない。 自分の中で処理をしようとして、結局アルコールに逃げてしまったりする。 アダムにとって、離婚が知らず知らずのうちにストレスとなっていた。 それに気づけず、捜査にも影響が出てしまっていて、それをアルコールで紛らわせていたのだ。 刑事なのに酔っぱらってバーの床で酔いつぶれちゃうし、自分の気持ちもあまり深く考えずに行動しちゃうような鈍感な、ろくでなし刑事です。 シンはアダムに、自分がゲイであることを話すが、嫌悪感を抱かれていると感じたシンは、アダムにあまり深入りしないようにしていた。 自分の心が、これ以上傷つくことのないように・・との、防御反応の表れなのか?、わざとアダムに辛辣な物言いをしてしまうシンだが・・、なぜだか逆にアダムを煽ってしまう。 アダムは上司から、シンの辛い過去を聞いてしまい、シンに対して言いようのない感情を覚える。 アダムが追っている、狂気的な連続殺人事件・・、その殺しに残るキーワード・・、それを聞いた瞬間、シンの頭の中に、彼の元患者だった男の姿が浮かんだ! アダムは教えろと迫るが、シンは患者の守秘義務を守ろうとする。 シンは気になり、その人物の元を訪れるが、事件に巻き込まれてしまう・・・ ああ・・言いたいけど、そこまで話したらダメよね? 聞きたくない人は、この先読まないで下さい。 シンはアダムを守るため、とんでもないことをしてしまいます・・。 そのことは、おそらく一生心に残る傷となり、シンが精神科医であっただけに、よりシンにダメージを与えかねない・・。 でも、シンは強い! きっと乗り越えてくれるはず! ああ・・またほとんど語ってしまった。 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.10 14:50:03
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