カテゴリ:ボーイズ・ラブ
小山田あみさんのイラスト、結構好きです。
表紙の、拳銃をかまえたSPの黒服姿が素敵だけど・・腰から下が間延びしてだらしなく見えてしまうのは私だけかしら・・? 『蒼炎 secret order』橘かおる/小山田あみ ガッシュ文庫 2010年5月10日発行 貴島尚人は、大学の夏休みを利用してイギリス旅行していたが、運悪く爆破テロに巻き込まれ、死線をさまよう大怪我をしてしまう。 自分から流れ出る血、よく見えない目と激しい痛みとでパニックになりかけた時、そばについて励ましてくれた、力強く綺麗なクィーンズイングリッシュ・・・。 『大丈夫だ。私がついている。』 それから尚人は意識がなくなり、緊急手術で、なんとか一命を取りとめた。 自分を助けてくれた男性・・その残された手掛かりは、尚人が握って離さなかった上着のみで、目が見えていなかった尚人には顔も分からず、探し出すことはできなかった。 尚人は、尚人の証言で破滅したテロ組織の残党に命を狙われ、後に残党が逮捕されるまでの二ヶ月間、ボディガードに警護されることとなった。 その時の彼らの仕事ぶりが、尚人にボディガードの道を歩ませる。 しかし、その道は尚人にとって、容易なものではなかった・・。 尚人は事件の後遺症、PTSDに悩まされた。 大きな音が近くですると、身体がすくんでしまうのだ! それは、ボディガードとしては、大変致命的な事だったが・・、尚人はあの時励ましてくれた声を思い出し、それを克服して来たのだ。 あれから8年が経ち、アメリカの警備会社・CAPSSで働いていた尚人は、緊急な依頼を受ける。 シュタイン大公国のラウル公爵は何者かに狙われており、それを心配した母上がCAPSSに依頼したのだが、本人は警護無用と言い張り、譲歩案として次の条件を満たす者だけを1名、警護に付けると言いだした。 『ボディガードらしくなく、目の保養になる容姿の者』 そんなふざけた条件に合うボディガードは、際立った美貌で凄腕の尚人以外にはいなかった。 非協力な公爵、難しい警護となっていたが、何故か公爵は態度を変え、尚人を口説いてきた。 しつこくちょっかいを出してくるが、嫌がる尚人に無理強いをするようなこともなく、紳士的な態度を見せる公爵に、尚人はだんだん惹かれてゆく。 犯行は、シュタイン大公国の後継者争いだと判るが、身内が絡んでいるために、ラウルが積極的な態度をとれないせいで、攻撃はどんどんエスカレートしていく。 そんな中、ラウル邸で放火があり、その爆発で克服したと思っていたPTSDが再発してしまう 動けなくなった尚人を救ったのはラウルだったのだが・・その声は・・ 激化する攻撃・・、あるイベント会場に仕掛けられたプラスチック爆弾を排除する尚人だったが、爆発してしまい・・ 容易に予想がついてしまうストーリーなんですが・・、それがどう結びついて展開していくのか気になって、一気に読んでしまいました。 意外にラウルが純愛だったのに驚きました・・。 私の満足度★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.17 03:09:49
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