ケロサロン

上下巻２冊同時発売なんて、勘弁してくださいよ～


『それなりに真剣なんです。』麻生海
花音コミックス　チタチタシリーズ　２０１０年６月１３日発行

〈あらすじより〉
大沢直樹は小料理屋「今井」で料理人として働きながら一人娘・千都を育てるシングルファーザー。恋という感情はとっくに忘れた日々を送っている。そんな大沢を現在口説いているのが、「今井」の常連・吉岡誠一。名前を裏切るかのような恋多き男からの誘いをいなしていた大沢だったが、吉岡と同居することになって…。
オトナの恋を描いた大人気作ついにコミックス化！

人に頼ることを知らなかった大沢は、思わぬ同居により苦手だったはずの吉岡と過ごす時間が心地よくなっていた。
このままずっと吉岡と千都の3人で暮らしていたい…そう思い始めた大沢だったが、このささやかな願いが壊れる日は近づいてきて…。
「幸せ」までの道のりを描いた大人気作完結編!

大人たちの甘い新婚生活の大幅描き下ろしつき。

直樹は男手一つで、働きながら娘を育てている。
娘に対する負い目か、直樹は誰にも頼らず、毎日を必死に子育てしていた。
娘が熱を出し、託児所で預かってもらえず困っていたところを、店の常連客の吉岡が直樹親子に手を差し伸べてくれた。
吉岡はいつも直樹を口説いていたが、店で吉岡の数々の恋愛遍歴を見てきた直樹は、吉岡という男が今ひとつ掴めない。
吉岡はいつも優しく、直樹はそれに甘え、頼ってしまいそうになる自分を恐れた。
実は吉岡には辛い生い立ちがあり、それが吉岡にズレた恋愛感覚をさせていたのだ。
何でも一人で解決しようとするし、恋に臆病で逃げてばかりいる直樹に少しイラつきましたが、まあ面白かったです。
最後にちょろっと１０年後が描かれてありましたが・・、娘がだんだん大きくなって直樹と吉岡の関係をどう受け止めてゆくのか、そこがじっくり読みたい～。