カテゴリ:仕事編
11月30日をもって、お店が閉店しました。
最後の方はお客様も毎日のように来てくださって、反対に励ましの言葉をいただいたり、一緒に泣いたりしていました。 お菓子を差し入れてくださる人、お野菜を持って来てくださる人がいて、本当に感謝、感謝でした。 毎日が本当に忙しくて、最後の日もバタバタ慌ただしく過ぎて行きました。 本来なら、そこで「お疲れ様でした。」と感慨深く終わるはずでしたが・・・、お店が終わって、社員は専務(社長の奥様)に呼ばれ、社長の息子、店長(親戚)も同席した中、淡々と告げられました。 「社長は、お給料ももらわず、みんなの為に頑張って来たのに・・・ここの社員は法律を持ち出してお金を要求する・・本当にここのお店の社員だけですよ。社長は『情けない・・』と、がっくりして、とても怒っていらして『訴えるなら、訴えたらいい。』と言っています。本当に来月にも倒産してしまうかも知れない状態ですので、給料はともかく・・そのお金は支払えません。」と言われた。 そう、その法律というのは、労働基準法第20条、21条なのだけど・・、解雇しようとする場合には30日以上前に予告をするか、さもなくば平均賃金の日割り分を30日に欠けた日数分だけ支払わなくてはならない法律なの。 私たちが告知を受けたのが、12日前だったので、本当は18日分はもらえるはずだった。 そもそも12日前に突然、お店を閉店しますと告げられ、この年の瀬に放り出されて、大変だろうからお店の片付けを手伝ってもらえるなら、その分お金を出しますから・・と言っておきながら、ギリギリになって来なくていいからと断られた。 会社はギリギリの状態で頑張って来たけど、私たちのことを思うと、なかなか言い出せなかったので、12日前になってしまったと言う・・・。 でも、こんなのってありますか? こんなギリギリで次の職なんて見つかる訳もないし、私たちの事を考えているなら1ヵ月前に言って欲しかった・・・。 1ヵ月前に言わなければならない事は会社を経営していたら・・いや、常識的に考えても当たり前の事じゃないですか?それを言わないのだから、法律にのっとって支払ってもらうのは当然の主張だと思います。 それで、意を決して私たちは要求したのですが・・・支払ってもらえませんでした。 おまけに「突然って言われても、会社がこんな状態であることは、当然、察っせられたと思います。私たちの力が及ばず、こんな事になってしまったのは事実ですが・・、ここに至ることになった責任は、あなた達にもあると思いますよ。みんなの為にギリギリまで頑張ったので、言うのが遅くなったわけだし、変な噂が立つのも嫌だったし・・。それなのに給料以外のお金を要求するなんて・・。」と、酷い言われようです。 責任って言いますけど、ワンマン社長で、私たちの意見も取り入れてくれなく、仕方なく私たちは社長の言う通りにやって来たんです。 そして、店長を通り越して、よく私たちに「責任」なんて言えますねっ! 何もかも、私たちの責任だと言うのですか?! やっぱり・・・所詮、親族経営。 一緒に働いてきた店長なのに・・、身内に囲まれ一方的に言われ、悔し涙を流す私たちに一言も声をかけてくれなかった・・・。 『分かりました。』とか、コクリとでもうなずく事は絶対したくなかったので、ずっと黙って耐えていました。 でも、一言だけは言っておきたかった。 『情けないです。私の力不足・・とおっしゃるなら、そうなのかも知れませんが、私も一生懸命頑張ってきたつもりです。察しろ!とおっしゃいますけど、そんな状態ならもっと早くに言って欲しかった・・・。それに・・私たちの事を考えているとおっしゃるなら、せめて1ヵ月前には言っていただきたかった・・。そして、お客様のためにも、ちゃんと告知して終わりたかったです。この会社には本当にお世話になったと感謝しています。それなのに・・と思われるかも知れませんが、お金じゃないんですよ・・ただ早くに言っていただきたかっただけなんです・・。』 それだけ言うのがやっとでした。 昨夜は、悔しくて、悔しくて眠れませんでした・・・。 ドロドロと渦巻いて、このままでは前に進めないと思いましたが・・、昼過ぎにはだんだん落ち着いてきて、これじゃいけないと思いました。 こんなドロドロな終わりを望んだわけじゃなかったのに・・。 このまま過去に囚われて、労働基準局に訴えても、自分が傷つく気がして、もう終わらせようと思いました。 もう、あの会社なんて思い出したくもない! 辞められて良かったんだ! そう切り替えると、市役所にさっさと国保と国民年金の手続きに向かい、その帰りに写真を撮って、履歴書を書きました。 さあ、明日から(もう今日か)職探しするぞっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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