ケロサロン

失業して１週間、つい１週間前までは働いていたんだ～、と思う反面、もうそれが遥昔の出来事でもあるように感じてしまいます。

父を預けて、母も少し落ち着いてきたので、もうそろそろ自分の事も考えなければなりません。
気になっていた会社があったので紹介してもらおうと、昨日ハローワークに行ったところ、カードはお作りしてますか？と訊かれました。

『お給料が出てからじゃないと、離職票が作れないので、後で郵送します。』と前の会社に言われて、まだ届いてないので正式に手続きできないのは知っているのですが、「その間ＰＣで仕事を探してもらってもいいですから」とハローワークの人には言ってもらっていましたが・・、やはり、ちゃんと手続きしてからではないと、ややこしいのかなぁ・・・？
紹介してくださいと言うと、何人かと相談して少し困った様子でした。

「手続き前に決まると・・失業保険が出ませんが・・・。」

ああ・・、その事か、『それは構いません。』と答え、書類を書き、呼ばれるのを待っていると・・。
「さ～ん！」と名前を呼ばれました。

下を向いていた私は、声がした方の窓口に行き、そこに座ろうとしたら「隣りだよ。」と言われました。
へっ？！
隣りを見ると同じ年代のおっちゃんがいて、・・間違えた、恥ずかしい・・と思いながら隣りの窓口に座り直しました。

「あの人（隣りの窓口のおっちゃん）と間違えた？　あの人がこんな美声なわけないじゃない？　なぁ？」

おっちゃんは、少し嫌そうにそう言って、反対側の同僚にも同意を求めた。
・・・。

おっちゃんは、書類を見て次々に私に確認と質問をしていき最近の経歴のところで、「ああ、あの（閉めた店の名前）かぁ・・数日前に閉めとったなぁ。そう言えば、うちのおばさんが『が閉店やて、これからオムツをどこで買えばいいんや？』と言いながら、いっぱい買うて来とったわ。うちんとこは、あすこでずっと買うてきたからなぁ・・。まあ、えらい急やったな？」と言われました。

私は、『ありがとうございました』と複雑な気持ちでお礼を言い、今回はＣＤ・書籍販売の店（資格を活かした仕事がなかなかないのよねぇ）の紹介をお願いすると、おっちゃんは早速お店に電話を入れてくれた。

「ああ、店長？　歳の女性。１０年間、この業種の経験あり、即戦力になるよぉ～。うん、うん、じゃ面接は・・・」

はい～？！

わぁ、びっくり！おっちゃん、えらく吹いたなぁ～。

この業種の経験と言っても、扱っている物はいっしょでも、新品と中古販売とじゃ違うと思うし、１０年間と言っても・・その間、７年ほど違う業種の仕事をしているし・・おっちゃん～、即戦力ってどうよ？
そんなの勝手に言ってもいいの～？

はあ、とりあえず明日面接に行って来ます。