しもべに連れられ、今日は格差が広がる日本を考える為の
シンポジウムに参加してきました。

　　　
　　　場所は青山の東京ウイメンズプラザ


　　　

シンポジウムの前に、今現在ある貧困を経験している方の経験談が
話される時間があり聞いているだけでこちらが涙してしまう場面と
いつ自分もその立場になるかもしれない不安がわたくしを覆いすごく
怖くなりました。

たとえば･･･

・田舎からミュージシャンを夢見て上京したものの、夢破れて田舎に戻るが
　田舎でもいる場所がなく、仕方なく再度上京。
　学歴もなく、日雇いで生活するも身体を壊して仕事ができず家賃滞納で
　強制的に退去。その後ホームレスを経験（ネットカフェなどを宿代わり）
　今は支援団体に助けられ、仕事を見つけることができた。

・夫が家に生活費を１銭も入れてくれてず、仕方なく消費者金融に貸付をする。
　返済がなかなかできず、ヤミ金にまで貸付をしてしまう。
　どうしようもなくなり夫に相談するが夫も借金をしていたので
　妻側だけ自己破産をして、今は子供とひっそりと生活をしている。

・認定の受けにくい、障害があるために障害者としても健常者としても
　扱われず、仕事も病気のことを話すと就けず。
　仕事がなければ、治療費も出ず生活費も事欠くようになって困っている。

　
などなど･･･

もっと色々な報告がありましたが、
一度レールを外れてしまうともう取り返しのつかないこの世の中。
まだ、わたくしは住むところもあり、こうやってブログを書いていられるような
環境もありますから、本当に恵まれた人だと思っております。

　　　

会場は満席で、立ち見も出ておりテレビ取材も入っておりましたが
その後マスコミ報道は全く見ておりません･･･