カテゴリ:BOOK
わたくしは、あまり知らない作家さんを読むという冒険はしない。
(雑誌や絵本は別) 先日、ロードバイクで図書館に予約の本を取りに行くと、 作家別の小説のところにあったタイトルに目を奪われなんとなく 借りてしまったのであります。 『マリモ』 酒乱OLななぜ酒乱になったのか?というお話 なんだけど、まず、食品会社に勤める、独身OLが会議の流れで 「納豆伝説」というカレー味の納豆を開発する羽目になるというところで コメディかな?なんて思って借りてみた。 しかし、途中から彼女が納豆開発の合間の酒におぼれていくさなかに 今の自分がここにあることを、自分を認めてくれた人を思い出し その人の為にも立派に生きると決めたがそうならない自分を否定し そして、立派になれないことでなかなか会いにいけずにいた認めてくれた人に 救いと現実をしるために、会いに行きそして自分を許すという 結構、成長ドラマでした。 最後の方に認めてくれた人(恩師)に会いに行くわけですが、 その先生が、すでに病床の人なんですよ。 その描写がこの人も、病気の人を家族に持ったのかしら?と思わせるリアルさで つい、王様を思い出し大泣きしてしまいました。 (このシーンは読むまで知らなかったので、ちょうど城で読んでいて良かったです あやうく電車内ということもありえましたから・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 19, 2008 03:39:17 PM
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