カテゴリ:BOOK
累犯障害者 著者の山本譲司さんは、実は元民主党の衆議院議員です。 再選後に秘書給与流用という罪を犯し、議員や著名人では珍しく 控訴を取り下げ服役されてます。 (あの安部譲二さん曰く、「刑務所に入ってまともになって帰ってきたのは、 あなたと江夏豊だけだ」と語っていた。ということですよ) 彼は、その刑務所内でマスコミでは触れられない障害者の服役囚について 書いたのがこの『累犯障害者』です。 そもそも、「累犯」という言葉自体この本を読むまで解らないような わたくしでしたので、この本を紹介してくれたしもべには感謝します。 ※累犯とは(wikiより) 第1の犯罪について懲役刑の執行を終わり若しくはその執行の免除を得た後、5年以内に更に第2の犯罪を犯し、有期懲役に処すべき場合(再犯)、又はそのような犯罪が3回以上続く場合(三犯以上の累犯)をいう(刑法56条、59条)。 では、なぜ?障害者の彼ら(彼女ら)が 累犯を犯さなければならないのか? または、犯してしまったのか? 「刑務所の中の方が人生で一番暮らしやすい」と言わせてしまう 健常者優位の世の中とは? もっと福祉がうまく活用していれば、 必ず防げたであろう犯罪もたくさんあったということを、 痛切に感じずにいられませんでした。 福祉に興味がない人も必読の1冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 27, 2009 05:16:33 PM
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