来年の今日、2008年8月8日午後8時、北京オリンピック開幕という事で、
昨日のチャイナ電視台のテーマは、開発の裏の格差の象徴「置き去りにされた村」
8/7 (火) ホラーより怖い!中国地獄村巡り
「国威発揚」を掲げて急速に近代化が進んでいる中国。しかし、その影で、開発の波に乗らず、矛盾やひずみを抱えた、置き去りにされた村々があるという。中国の環境汚染、食品汚染が伝えられるたびに自分達にどう影響するのか、と心配している日本だが、中国ではもうしっかりその影響なるものが出ているというのだ。河南省黄孟営村では、農民が胃がん、肝臓がん、すい臓がん、食道がんなどで次々と死亡。村の死者の54%、114人ががんで死亡しているという。さらに、肝炎村なるものもある。このがん村、肝炎村には共通点がある。海河、黄河、淮河など、汚染のひどい川の流域で多発しているという。他にも「エイズ村」「誘拐村」「暴力団村」などもあるという。
ムーブホームページより
まず、オリンピック当日は、晴れるようにハイテクロケットを使って、現地が晴天になるよう、事前に雨を降らすか、雨粒となる物質をなくす作戦!
というのは有名な話だけど、
そこからして、間違ってる! 自然を狂わすとしっぺ返しがコワイのダーー!
その1 がん村
河南省のある村では、村の死因の54%以上が、がん。
その2 肝臓村
山東省と江南省のある村では、黄河・准河・海河のひどい河川汚染により、アオコのせいで水が臭くて10年間生水が飲めない。
地下水汚染も酷く、御飯を炊くと茶色くなるという事。
7大河川全ての周辺地域で、重度の汚染と食品・農薬・大気汚染等による残留重金属等の複合汚染中毒で健康被害が著しい。
その3 エイズ村
江南省のある村では、貧しさから血液を売ることを村中でしているが、採血方法が不衛生きまわりなく、注射針の使い回しにより、エイズが蔓延。こういう村は、40個近くにのぼる。
その4 誘拐村
・・・以前記事に。
都市部が近代化している反面、置き去りの農村は貧しいまま。むしろ暴力団が入り込んでやりたい放題。
警察・行政は腐敗していて、ほぼ対処できない状況だそうです。
オリンピックまでは、必死でなんとか押さえても、その後は・・・・・国の混乱は押さえきれない可能性が高いとの上村教授の分析でした。
で、夜、NHKで「関口知宏の中国鉄道大紀行・総集編」を観ました。
チベットから西安(昔の長安)まで、列車67本を乗り継いで10週間の旅をするというもの。
中国の田舎は広大でのどかで、人々は笑顔で人懐っこく、「家に寄っていけとか」「御飯食べて行け」とかとても微笑ましかった。
列車の中では、テレサ・テンが流行らせたという「北国の春」の大合唱。
そんな素晴らしい景色・光景を、とても複雑な思いで観てました。