昨日の「世界の子供がSOS!THE・仕事人バンク マチャアキJAPAN」観て、本当に感動しました。
まず、ウガンダの少年に、日本から行った紙すきの職人?が、現地の材料で和紙作りをするというもの。
この番組がすごいのは、現地の人たちが自力でその教わった技を生かし、その後も紙作りをしているということ。 紙が無いないて、日本で生活していたら想像つかないけど、和紙をバナナの葉を煮て和紙を作るのを手伝ってた、子供達の感動が伝わってきました。
次に、東ティモールの少女は、薪を集める為に片道2時間の険しい山道を登って、10キロ位の薪を担いで降りる。これが子供達の仕事なんだそう。
木を切りすぎてほとんどの山が、ハゲ山になっていた。
そこで、左官歴50年の職人さんが、現地の材料でかまど作りを村人と一緒にするというもの。
粘土性の土を探して、砕いて水で練って、手作りの型枠を作ってレンガ作り。
日本のかまどと違って、3口のを作る計画。
レンガのつなぎも、他の適性のある土を探して練って枯れ草を混ぜて作り、レンガを積み上げ、その隙間に埋め、後は、バナナの筋を補強に埋め込み、後は左官の技で仕上げ。超立派。
その工程を、若い村人数人に伝授し、左官屋さんが帰国してから、あと3個のかまどを、自力で作り上げたとの事。
そりゃあ出来映えは師匠のとはかなり違うけどなかなかの出来!、火力も強く一定で、薪が1/3で済むんだって。
素晴らしいワー。
最後に、カンボジアの外れの、もう本当に汚い泥水を飲んでいて、子供の7人に1人は5歳までに死んでしまうという村。
そこには、井戸掘り40年の職人さんが行き、機械じゃなくてナントカという伝統的な堀り方で、村人と一緒にスコールに遭いながら、がんばっていた。
そして、放映までには間に合わなかったけど、その3日後に井戸水が出た。と言うことで少女が透明な水を美味しそうに飲んでいました。
戦争の後遺症や貧困や病気と日々闘っている子供達を見て、日本人なんて平和すぎて、皆が小さなことに不平不満だらけで恥ずかしくなった。
だって、あんな小さな子供達が労働しないと生きていけないのに、笑顔で働いている・・・・! しかも聞くと必ず「勉強したい」というの。
ただお金を出すだけの援助じゃなくて、この番組、ホントに、いい番組だと思いました。
最近のテレビって、外国をネタにしたものは、短期滞在で感動させる的なモノが多くて、アレはアレでいいんだけど、こういう日本の匠の技の交流って・・・すごいいい!
現役をリタイヤした年配の仕事人たちも、その後の現地の様子を見て、薄ら涙を浮かべ、感動して「信じられない、うれしい」と言われていました。ホノボノ~