|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昔、名古屋に住んでいた頃、「ささって」という言葉を初めて聞いてビックリしたことがあります。聞いたことなかったんだもん。 当時の彼(今のダンナ)が、デートの約束のとき、「・・・じゃあ、ささってな」といったんですけど、私理解できずに「刺さってって何??」と聞き返しました。(笑) そんなこと、すっかり忘れていたんですが、昨日の夕方テレビでやってて思い出した!
3/5 (木) 「あさって」の次は何と言う? (ムーブの疑問より) 先日、彼氏と『しあさって』に会おうと約束したのに、来なくて大ゲンカになった。『お前のしあさっては1日早い!』と彼は言うが、私に言わせれば伊勢出身の彼の『しあさって』がズレてると思うのだが...という疑問。 日本全国『しあさって』は統一されていないのか?都道府県・市町村の役場を中心に電話で聞いたので誤差はあると思われるが、疑問スタッフが総力を結集して調べたところ、結果は、東西で別れる。 関西で当たり前に使う『あす・あさって・しあさって』が通用するのは、西日本地域や北海道。 『ささって しあさって』と使うのは、『さーさって』も含めて岐阜・三重の一部だけではなく、遠く離れた種子島・屋久島の一部でもある。東北では『やのあさって・しあさって』の順番。しかし一方で、東京中心部では『しあさって・やのあさって』の順で使うので、真逆。 関西人と東京の人では大丈夫だが、東京の人と東北の人が"しあさって"と約束すると1日ズレてしまう。 ちなみに、『しあさって』や『やのあさって』は『しゃしゃって』といった変形バージョンや、『やなあさって』『やなさって』の後に『ここのさって』とくる8・9と数字を意識した言い方も多く、八丈島も『さんあさって・しあさって』と3・4になっている。また、沖縄は『あさてぃぬなーちゃ』と言うそうだ。なぜ『あす・あさって』の次の言い方が日本全国こんなに違うのか? 方言のメカニズムを研究する園田学園女子大学の教授によると「元々使われていたのは、西日本では「さあさって」、東日本では「やのあさって」だったと考えられます。」再来年などに使われる「さ」を「あさって」に付けた「さあさって」が元々あったと言う。ちなみに、「さ」も「や」も「さらに・次に」という意味で、同じ発想から出来た言葉だそう。教授によると、長い間都が置かれていた京都を中心に『さあさって』が広がり、江戸時代に幕府が置かれた東京を中心に『やのあさって』が広がって使われていた。しかしいつ頃からか、京都から次なる『しあさって』ブームが起こり西日本一帯に広がったんですが、東日本一帯の『やのあさって』の堅い守りは崩せなかった。だから、代わりに『やのあさって・しあさって』と変則的な使い方が生まれたと言う。そして元々の『さあさって』は、『ささって』と短くなって、山間部や離島などといった言葉の影響を受けにくい地域に残ったという。 ちなみに、西日本と同じ『しあさって』を使う東京は、明治政府が共通語として『しあさって』を取り入れたことから使い始めたが、元々の『やのあさって』も捨てきれず『しあさって やのあさって』の順番で使われている。また北海道でも、明治期以降の西日本からの集団移住者によって『しあさって』が伝えられたと言われている。
ちなみにダンナは岐阜出身でが、「あす」「あさって」「ささって」→「しあさって」なので、私たち夫婦も一日ズレてます(笑) 山陰は、「ささって」がなくて、「しあさって」の次は、「ごあさって」と言います。(全国共通だと思ってた) 地域によって、意味が違う呼び名っておかしいですね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|