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カテゴリ:携帯な日々
数年前に出会った詩をご紹介しますね。
頑張っているママにささやかなクリスマスプレゼントです。 『今日』 今日、わたしはお皿を洗わなかった ベッドはぐちゃぐちゃ 漬けといたおむつは だんだんくさくなってきた きのうこぼした食べかすが 床の上からわたしをみている 窓ガラスはよごれすぎて アートみたい 雨が降るまでこのままだと思う 人に見られたらなんていわれるか ひどいねえとか、だらしないとか 今日一日、何をしていたの?とか わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた わたしは、この子とかくれんぼした わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた ほんとにいったい一日何をしていたのかな たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと でも、こう考えればいいんじゃない? 今日一日、わたしは 澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために すごく大切なことをしていたんだって。 そしてもし、そっちのほうがほんとなら、わたしはちゃーんとやったわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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