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会社で私の机の横を通った課長が歩きながら自分の部下に愚痴っていたのが聞こえてしまった。
課長は、他の課長達と小さなミーティングの後のようだった。 「そんな、丼のはしをつつくようなこと突然言い出されても…」と言いながら 部屋の外に消えて行った。 私の頭の中には、丼の中にチャラリ~ンと入るサイコロの絵が出てきてしまった。 「丼にサイコロ?」 「丼の鉢?」 「丼の底?」 「??????」 と同時に 「いやいや、それを言うなら『重箱の隅をつつくような』でしょ」と心の中で軽く突っ込んでいた。 いやいや、私が知らないだけで私よりもっと大人の世界には 「丼の鉢をつつくような」や 「丼の端をつつくような」や 「丼の底をつつくような」があるんだろうか…。 誰かに言いたくなった私は近くの席の子に報告に行った。 「へっ?チンチロリンですか?」 うん、彼女の頭の中も同じ図柄が出た模様。 むっふっふっ。 私こそ重箱の隅をつつく女なのだ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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