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カテゴリ:好きなこと
それは私がちょっと夜更かししていた時のこと。
テレビをつけていたら、 ドキュメンタリーの再放送。 「ママのかけた魔法」 なんだろう、お布団に入りつつ、みていた。 だんだん、私の体は布団から起き上がってきて、 最後まで、あんまり瞬きしないで、みていた。 妊娠中に病気(癌)が発覚。 その後出産をし、さらに闘病生活を送りながら 最愛の娘、ゆりあちゃんとの残された時間を大切に生きる テレニン晃子さんが最期にかけた魔法は、 ゆりあちゃんへのたくさんのメッセージを残した本。 そして、その本を読んだ人へのお願い。 ゆりあちゃんに、お手紙を書いてほしいということ。 ママはこの世にいないけど、ママの気持ちを知っているたくさんの人から ゆりあちゃんへその思いを届けてほしい。 彼女のできる精一杯をみたような気がした。 ところが、この数日間、 近くの本屋さんにはその本はなく、 あえて注文するほど時間がなかったため その黄色い表紙の愛らしい本と出会うことはなかった。 昨日、少し大きめの本やさんに足を運ぶチャンスがあって、 子供達の本のコーナーへ足を進めていたら 目の端に、とまった。 ゆりちかへ どきっとして、手に取った。 あった。 迷わず購入して、おうちに帰って読んだ。 たくさんの子育て本を読んだことがある。 でも、どんな本よりあったかな 優しいけど、凛とした言葉で ママの気持ちがつづられていた。 まだ赤ちゃんのゆりあちゃんが 少しずつ大きくなっていく時に、 かけてあげたかった言葉、想い。 それはママなら誰しも思うことばかりで。 でも、逆にずっと一緒に暮らしていたら、 伝えたいけどちょっといいにくいことも書いてあった。 (とっても大切なことだけど) 命をかけてつづった言葉は、 こんなにも心に響くんだな、って思った。 彼女が私と同学年だった、というのを知り、 同じ時代を生きて、成長して、 こんなにたくさんの経験をして、 色んな思いを胸にこの世を去ったという事実が 心に鋭くささった。 私だって、彼女に負けないくらい、 子供達を愛しているし、大切に思って育てているけど・・・。 日々流されているなと思うこともしばしば。 まだ、なんとも言えないこの思いが、心に残っている、1冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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