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カテゴリ:日常・趣味・遊び
今日はプロレスの巡業が小倉に来たのを見に行ったのだけど、これが「巡業」の域を超えたレベルの興行で、非常に質のよい興奮を覚えながら帰ってきた。だいたい、プロレスの地方巡業においては、 ベストの対戦カードは絶対に出さない。都会のビッグマッチにとっておく。 トップ選手は顔見世で、力の落ちる選手と混ざって試合をして、お茶を濁す。 という不文律があり、地方のファンは馬鹿にしたみたいな試合を見せられ続けてきた。それでも、ファンの方もそういうものだと諦めていたのだ。 ところが、今般、老舗メジャー団体・新日本プロレスの人気低迷を受けて現場監督に復帰した、往年の名レスラー・長州力の意向で、地方巡業でも、メインカードは、都会のビッグマッチでやるタイトル戦並みのものを用意する方針になった。今日のメインカードは、2対2のタッグマッチで、元チャンピオンチーム(永田・中西)対現チャンピオンチーム(棚橋・中邑)という極上の試合。プロレスファンじゃない人にはわからないだろうけど、絶対、小倉の巡業ではあり得ない対戦カードだったのだ。で、期待にたがわぬハイクオリティの熱戦を堪能した。選手たちのテンションの高さもすごいものがあり、燃えているのが伝わってきた。 不思議なもので、地方巡業ではカードを出し惜しみするのが当たり前だったのだけど、やられてしまえばコロンブスの卵、地方でも関係なく最高のカードを出したほうが、客も喜ぶ、選手も燃える、地方巡業に客が来る、盛り上がって都会のビッグマッチにも客が来る、いいことづくめだ。なんでこれに、これまで誰も気がつかなかったんだろう。 おそらく、マイナー団体を回って辛酸をなめた長州力は、「お客に都会も地方もない!地方のお客だって、高いお金を払って、たまのプロレスを精一杯楽しみたいんだ!」ということに気がついたんだろうな。長州の"Think out of the box"に拍手。見習いたいもんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月27日 22時27分05秒
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