カテゴリ:JCN Inawashiro
さて、このマラソンレスキューが行われている間私が何をしてたかというと、
猪苗代から東京に着いた後、りょうまと3匹の猫をアメリカに連れていく為の手配を検疫所やエアラインといろいろと試行錯誤してました。 話はさかのぼって12月8日(木曜日)、 恐らくこれが私の被災地での最後のミッションになるだろうという思いの中、 スーザンと私は「今日保護出来る子たちがいたらアレックス、一緒にアメリカに連れて帰っちゃったりして。」なんて冗談を飛ばしながら浪江に向かいました。 お世話になった地元のSさんの妹さんと川俣町にある彼女の美容院で話をしていたら、 また別の地元の方が来て、「敷地内に野良の母猫と子猫2匹が住み着いているから保護してほしい」と頼まれました。 この辺りや他の地域に餌やり場を何カ所も作って、週一回のペースで餌やりに回るのも私たちのミッションの一つですが、 この日もその餌やりツアーの途中で、この親子猫3匹を保護出来た時はもう遅くなってしまい餌やり場全部回れなくなりそうだったので、とりあえず翌日改めて引き取りにくることにしました。 ゴージャスなママ猫、メラニーと名付けられました。(Photo by Selena) タキシードを着たような男の子、ディゴリーくん。 メラニーとサンシャイン(もう一匹の子猫、女の子です)。 9日の金曜日、お約束通り昨日の地域に戻って3匹を引き取った後、セリーナがその3匹を東京に連れていくことになったので、 浪江での餌やり諸々を終えた後、涙涙で猪苗代の人たちとの別れを済ませ(外は大雪だったし) 私も東京へ向かう用意をしました。 東京は品川。 いつもゴキゲンなアンナが迎えに来てくれて、早速彼女のお気に入りのバー、ディケンズに連れていってくれました(ティキーラショットまで行っちゃった)。 なんとマスターが全部おごってくれちゃいました。 土曜日、自転車で東京巡りを楽しんだ後、 南相馬で保護したナナの預かりボランティアのぱん姉と、同じくハナ(ナナの妹、姉妹同志は東京でもよく会ってます)の預かりボランティさんと落ち合いました。 ハナとナナに再会するのがどんなに楽しみだったか。 ここぞとばかりに写真をたくさん撮っちゃいました。 ナナ、私のこと覚えていた! LOVE わんちゃんわらわら状態の中のアンナとぱん姉とサラ ハナと素敵な仮ママ。 フォトグラファー・アンナのことも覚えているね、えっとどっちだっけ?(だってハナとナナそっくりなんだもん) ドッグパークから見えたドコモビルとサンセット ドッグパークから見た東京の夕日 私の最後の東京滞在は、Eちゃんのアパート、Sudhirのアパートと、必死で航空会社と連絡を取り合ってくれたシルビアのところでお世話になりました。 そしてメラニーがぱん姉のところで脱走し(心配しないで、15日に無事に捕獲出来たから)、あわわ状態でした。 東京滞在最終日になって、私が予約していた航空会社のペット同乗ルールが変わり猫を一緒に連れていけないことが発覚(もしかしたらメラニーが逃げちゃってよかった面もあるかも?)。 さらに、りょうまを荷台に乗せるのにも最低2週間前に予約をしなければならないというルール変更も発覚。 そんなルール変更はホームページのどこを探しても乗ってなかった。ショックでした。 でも幸いシルビアと一緒だったので、彼女が電話で色んな人たちに連絡を取ってことを収めてくれました。 まず航空会社を変更してりょうまを同行可能にしてくれました!!! ま、ぶっちゃけ、先の航空会社の食事はおいしいと言えないし、動物の扱いも丁寧ではない印象がありました。 フライト変更諸々の手配がやっと済んときは搭乗まであと6時間を切るところでした!!! 横須賀のシルビアのお家から2時間かけて成田に到着、ペットホテルにりょうまを迎えに行きました。 幸運なことにケイトのネットワークでリサがお嬢ちゃんと来てくれて、荷物の詰め込みや搭乗用のクレートの用意などを手伝ってくれました。いっぱいありすぎて私一人じゃ出来なかった。 りょうまと私とペットホテルのスタッフさん リサたちはその後エレベーターのドアに入るか入らないかのサイズのクレーとにあたふたしてなんとかしてくれたり、ターミナルの外に出て人に聞いたりして検疫所を探し出してくれて、難しい申請などの手配をしてくれました。 おかげで私は検疫の書類に実際サインをするのに1分くらいで済み、スムーズに次のターミナルへ向かいました。(ターミナル2から1へのバス、楽しかった。) チェクイン前のりょうまとリサとかわいいお嬢ちゃん。 そんなこんなでチェックインを済ませ出発の15分前に搭乗口到着。 またもや私の席はど真ん中で眠りにつけませんでした。 予定よりも早めにロスアンゼルスに到着してから、りょうまのボディチェックを済ませるためTSAデスクまで向かう途中、柴犬に興味を持った人たちやりょうまがこの空港にいる経緯に興味を持った人たちからいろいろ話しかけられました。 りょうまはしっぽフリフリ、お手手をペロペロして答えてました。 LAXに着いたよ! りょうまと私はさらに二つのフライト(LAXからD.D.Dulles、ダラスからRDU)を終えて、やっと家に着いたのが11:15。疲れた。 りょうまはどうやら24時間おしっこもうんちもクレートの中でしていなかったようでした。 ノースカロライナに来てから2日経ちますが、彼は既に私の家で落ち着いて、うちの犬や猫達と問題なく過ごしています。 りょうまはこちらで里親を捜します。ご応募はコチラまで。 また龍馬の移動にかかった費用はJCNへのChipin募金でまかなおうと思っています。 かかった経費についてはコチラに載っています。 ノースカロライナのおうちだよ! **アンジェリーナさんについて補足説明: アメリカのニューポートを拠点とする ドギーオーファンズ グレート&スモールで頼もしいスタッフ達とともに毎日を忙しく過ごされていましたが、 ご主人の所属するアメリカ海軍による転勤命令で3人の小さな子供達と2匹の犬達と一緒に日本に来ました。 彼女は最初日本の動物愛護団体に所属することを考えましたが、なんとなくうまい具合に事が進まなかったので、 そのかわり、彼女のスキルと経験でアメリカのシェルターの沖縄支所を立ち上げました。 県の動物愛護センターとのつながりを作り、沖縄の地元のコミュニティにも参加してきています。 そして動物達の命をつなげるため、米軍内で里親探しネットワークを作り、また日本の民間のシェルターにフードやペットグッズを寄付して来ています。 そんな活動の中、彼女は今まででおよそ100頭の動物達の縁結びを遂げられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 18, 2011 09:59:34 PM
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