テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:Shanti
「愛護活動」というものの端くれに片足の指の先ほどを突っ込んでから9年経つけど、ちょっと愚痴というか、ずっと感じて来た事を書いちゃいます。
ずっと釈然としないというか、しょうがないなというか、気持ち悪いというか、、、、なんといっていいか分らないけど、、、なんか今書いておこうと思います。 そもそも「ペット」という日本語が嫌い。「飼う」という言葉にも違和感がある。 そこに「消費者意識」が意識されないまま潜んでいる気がする。 そもそもこの国に「命を買う」ということが普通になって来たのはいつからだろう?どうしてだろう? いにしえの日本人は、もっと優しくて、普通に自分以外の命を尊敬して来たと思うんだけど、いつ変わっちゃったんだろう? 物心ついた時から「捨て犬 捨て猫」「野良犬 野良猫」という言葉を知っていて、思春期くらいからかな、動物が捨てられると保健所というところに連れていかれて死んじゃうっていうことは漠然と知っていた。 縁があって家族に出来る仔がいるなら、捨て犬か捨て猫を家族に迎えようと思っていたし、家族になる仔をお金を払って購入するなんて考えもしてこなかった。 野良犬なんて見た事が無かった都会で生まれ育って来た私でさえそうなんだから、きっとそういうことを何となくでも知っていた人の方がこの世の中多いと思う。 だから、「うちの子はペットショップ出身だけど、その裏側を知った今は生体販売反対!無知は罪!」とか「殺処分について知ってください!拡散希望!」なんていう言葉を特にこの数年間あっちこっちで見るけど、なんか気味の悪い違和感を感じてきた。 ペットショップの営業時間や子犬販売の月齢に関する法律を変えろ!とか 行政は殺処分するな! 生体販売しているお店じゃなくてちゃんとしたブリーダーから購入しましょう! とか廻りでしょっちゅう聞いたり読んだりする事も、それは正しい事だろうけど、 なんか、気持ち悪い。 ダックスだけとかトイプーだけとか若い仔とか♀だけとか指定して保護するというのも、それで救われる命があるのは確かなので感謝するけど、なんか、なんか、気持ち悪い。。。 拡散、パブコメ、多いに結構、だけど、だけど、その前に私たち人間の無自覚な消費者意識を見直そうよ。。。 業者や行政を攻めるより先にまず、自分の心の根っこの奥底に隠れていて自分でも気付いてこなかった消費者意識を認めて見直して改めて行く事も大切だと思う。 消費者の心が変われば業者側も変わってくるんだから。 そもそも「購入者ありき」なんだから商売があって、 尊重されるべき命がそこで「商品」になると、汚い商売もそこに生まれてくるわけなんだからさ。。。 その逆の道を辿る事が今の日本には大切なんじゃないかな。 TVで焼き肉やハムやソーセージなんかの宣伝をこんなに垂れ流している国って日本以外私は知らない。 そこには生きたくてもむやみに殺されている命があって、殺す事を仕事にしている人がいて、それで儲けている人がいて、何の罪悪感も無く食べられて行く命の事に付いて無関心な人がこんなにも主流な国を私は日本以外知らない。 そういう感覚と「ペットを飼って(買って)」きた人たちの奥底に流れるものにはうまく言えないけど共通する無自覚。それが恐ろしい。 パブリックコメントという形で行政に訴えて来ても、最初は数が集まらなかったり、業者側からの圧力がかかったりして来ているのを陰ながら見て来た。 行政に託してもなかなか、、、なところがあって、 それよりも、パブコメで集めたご意見などと同じようなものを行政ではなくホームセンターの社長とかに直談判で読ませた方がよっぽど効果あるんじゃないかな。 それが今の感覚の麻痺した大人じゃなくて純粋な子供たちからのお手紙だったら、さすがの金の亡者の心も傾いて、例えば楽天の社長のように名の売れた人が「ちびっこたちからの手紙に心を打たれました。よって当社は生体販売しません」と公言してくれたら、そっちのほうが手っ取り早く世論を変えられる世の中なんだと思う。 私はお肉を口にしなくなってからもう少しで30年経つ。 その理由はただ単に動物が好きで自分の口に入る為に犠牲になる仔の事を思ったら食べられなくなっただけなんだけど、日本でそういうことを言えば変人扱いされたりするから、心許せる人以外には「じんましんが出るから」と言って来た。(そんな日本でも今はベジタリアンが増えて来たからそんなに慎重になる事は減って来たけど) 「お肉を食べるな」なんて言わない、けど、せめて、感謝して、生ゴミにする事をせずにいただきましょうよ。 命を買った事が無い人、ご縁を大切にしてその仔の血統や犬種猫種などを気にする事無く、今そこにある命を大切にして家族に迎える事を当たり前としている人も私の廻りには少なからずいる。 ただ普通に、ただただ普通に。やれることをやっている人が大勢いる。そう言う人たちを大勢知っているから私は幸せ者だと思う。 でもそう言う人たちは、声だかに発言するような事はしない。当たり前の事をしているだけだから敢えて発言なんてしない。そう言う人たちが大好きだけど、そう言う人たちこそ今の時代発言する場を持ってほしかったりする。 お兄ちゃん、もう12月だよ。 スカチョビパパのご実家のミーコちゃんがそっちに行ったよ。 こっちでは21歳まで生きたんだよ。立派だね。 そっちで会ったら、よろしくね。 地域猫のシニアのオノさんも、姿を見せなくなってずいぶん経って、心配してます。 どなたかのおうちに向かい入れてもらったと信じたいな。。。 お兄ちゃん、にゃんこさん好きだもんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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