カテゴリ:法律・判例・勉強
誰からも見捨てられた、あるいは、見捨てられてきた被告人を、
たとえ世界中の人々から「悪魔の代理人」と非難されようとも、 断固として護る者、それが弁護人である。 (「刑事弁護の技術と倫理~刑事弁護の心・技・体~」より抜粋) ――――― Devil’s advocate 【名詞】わざと反対の立場をとる人、へそ曲がり そう言えば、心理学か何かだと思ったけれど、 論争をする際に、集団的浅慮を避けるため、 敢えて常に異論を唱える人を決める、という手法があるらしい。 (ただし、この役割は1人に固定させないことが望ましい。) その名も、悪魔の代理人アプローチ。 「だいたい皆の意見一致ですね~。はい、決まり。」じゃなく、 「本当にそれで良いの?」と疑問を投げかける役を作ることで、 その議論の弱点を把握し、問題点を認識できるというわけです。 心証形成において、楔を打ち込む。一抹の疑問を抱かせる。 「悪魔の代理人」と言うと、聞こえは悪いけれど、 その役割が適切に果たされることは、 議論を実のあるものにするための重要な要素なんじゃなかろうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 21, 2009 09:31:47 AM
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