私の利用しているディは個別対応方式で社会通念に反しない限り原則何をしてすごしてもいい。職員から「さあ今度は何をやりましょう」というような掛け声は一切無し・・・

朝はテーブルの上にでんとお花と花瓶がおいてある。これを好きなひとが自由に生けているのです。
お昼時に、この生けてあった菊の花を今度は短く小さくしている人がいる。その方は右半身の麻痺で思うように外は歩けない。今の時期外には赤や黄色に色づいたきれいな葉がある。それを歩ける人が色々取ってきてテーブルの上で何やらごそごそ・・・・なんだろうと見ているともう一人の人がフリーマーケットに出ていた小さな一輪挿しを買ってきて・・・・

「どうだ！こんなのをテーブルに飾るときれいだろう？」
なんと小菊と紅葉をつかった綺麗なテーブル飾りができていた。
この方はもと調理師とかでいろいろなテーブルの飾りなんかもやっておられたとのことです。・・・また何か面白い教室が一つできそうです。

ちょっとゆっくりと眺めていようと思ったけれど私は見学のお客さんの案内をしていたから「こんな風景も日常茶飯事です」と説明しておいた。不自由な体も二人合わせれば一人前だという光景は多いです。