カテゴリ:日常のこと
まだトラック輸送のない時代、若狭から京へと魚を背負って運んだという街道は鯖街道として知られています。その鯖街道も今はなかなか多くの観光客を集めて朝市なども盛んなのです。
今日は友人とそのまたお友達に誘って頂いて大原を越えて滋賀県に抜けたところ、朽木村の朝市に行ってきました。このあたりも以前は山登りや、渓流釣り、あるいは琵琶湖で水泳などなど、良く来た場所ですが、かなり久々に来てみるとずいぶん観光客向けのお店なども増えた気がします。 漆器に素朴な菊花紋が大きく描かれた朽木盆というのが今なお多く伝世して残っていますが、これはこの朽木村辺りで作られたものです。昔は木地師や塗師のひとたちが沢山暮らす土地だったのでしょう。以前地元の方に尋ねたりしたのですが、漆器や木地の仕事はすでに何も残ってはいないとのこと。堕落した手仕事を見るのもつらいものですが、こういう素敵な仕事が盛んだった土地に跡形も無くなっているというのもやはり寂しいものです。 朝市にはいろんな地元の野菜や物産などに、やはり鯖寿司も何人ものひとが持ってきています。この鯖寿司が今日のお目当てなのです。いくつものお店で少しづつ試食をさせて頂いてわかったことはそれぞれかなり違う、ということです。朽木には花折さんという鯖寿司の屈指の名店があるのですが、今回はここはあえて避けて、まあここはとても高いという事情もある訳ですけど、朝市に出品の素人作りのものふたつと一軒の食堂のものとを買ってみんなで分けながら食べてみました。 これだけいろんな鯖寿司を食べ比べるという機会もなかなか無いのでよかったのですが、お味はまあそれなりというところで、非常に突き抜けて美味しいというのにはあたりませんでした。ただし4人で出掛けたのでグランドゴルフで遊んだり、朽木の温泉に入ってゆったり楽しい一日を過しました。ひとりやふたりで出掛けてはこういう遊びってしませんし、たまにはこういうのもいいもんだと。などと書きながらソフトクリームを懸けたグランドゴルフできっと1位になりそうな気がすると宣言して、終わってみれば結果は惜しくも4位。ひどく悔しい。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.03 01:11:48
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