昼前に友人から電話。誘われて夕方小浜へ行く。小浜湾に向き合った
濱の湯はまだ真新しいと思ったら既に3年目だそうだ。自分は年に何度かは小浜に来るが全く知らなかった。ちょうど3周年の記念で期間限定で一番大きなお風呂がトマト風呂とかで真っ赤でトマト好きの自分には嬉しかった。他も漢方薬草の湯にとろりとした海草の湯などがある。施設も3年も経つとは思えないほどに手入れも行き届いていてたいへん気持ちが良いし、何といっても露天風呂が海からの風がびゅーびゅーと吹きつけて気分が良い。囲まれた四角い空に雲が流れる。鳶がちょうど真上を舞っている。海に沈み切るまではいなかったが雲の間から覗く夕方の赤い太陽は正面である。
この手の御風呂屋さんや温泉は近年あちこちに出来ていて機会があれば入ってみるがこの濱の湯は温泉じゃないとのことだがなかなかいいです。海の無い京都の街育ち、そして今も山に囲まれた狭い谷間の村にいる自分には海は嬉しい、気持ちがよい。だからここの海が正面の立地も設備もお湯も非常に満足度が高いものだった。海水浴の時期や週末にはきっと人も多いのかと思うが、この時期の平日でまだ一般の人の仕事が終わらない夕方の時間には(申し訳ないが)ほとんどお客も少なくて空いているのもよい。
何をしに来たというでも無いが、丹波から小浜は小一時間という程よいドライブで、小浜はその昔北前船が立ち寄る港だったとかで伊万里などもなかなか多いが今日は珍しく道具屋さんも覗かないで、気まぐれにお風呂に入って、CDショップに寄ってぼくは中古盤の「Junior Sweet」を買って、御飯は友人御勧めの回転寿司へ。京都や大阪の国道沿いにでもありそうななんでもないお店だった。安くて美味しい魚が食べられるお店はいくらでもあるので駄目そうならすぐ出ようかなどと言いながら入ってみたが、なるほどこういう港町のお店は烏賊、鯖、鯵、鰤など近海物の類は非常に美味しかった。小さなお店でたいして回っていないのでどんどん注文する。調子に乗って飽食、満足。ごちそうさまです。