カブばぁちゃん
昨日は週一日のバイトデーだった。電車で15分のとこにある、病院での治療。初めて二ヶ月なんだけど、ぼちぼち指名をもらうようになった。昨日ははじめての患者さんで、おばぁちゃんをみた。日に焼けていて、いかにも農家のおばあさん。首から腕にかけて痛くて眠れないという。痛み止めの注射も効かなくて、今日は注射を二本打ってもらったとか。先生は原因不明やら、わけのわからない患者さんの最後の手立てとして、鍼治療を勧めているようだ・・・困っちゃう><ちょっと変わった先生で、指導は自分がするから私には指導はしないでくださいと言う。自分の病院で、雇ってる治療家に出すぎたことをしないでくれということなのだろう・_・;って、言われても・・・患者さんに聞かれたり、親身になってるうちについついはなしてしまうのだ。これって、いわゆる板ばさみ状態。最近はクビになるのを恐れながらも先生には内緒だけどね・・・って言って、患者さんに良かれと思う治療をしている。他の治療家の人からみたら、いつクビになってもおかしくないんだろうな。生活がかかっている先生なんかは、「俺にはできない」だって。でもね、症状を良くするためにはしかたないじゃない!って思う。痛がってたり、苦しんでる人を目の前にしたら、やっぱりどうにかするのが治療家の務めだと。でも、そうできるのも週一日のバイトだからなんだよね。これで、家族養ってたら、やっぱ、できないもんね。また話はずれたんだけど、題名のかぶばぁちゃんはその農家のおばあちゃんで、聞くともう80歳だとか。でも、人に頼まれて、カブの卸をしてるとか。頼まれるからやらなくちゃ!ってがんばってたら、痛くて仕方ないって、病院にきたんだって。私が、ここは痛いですか?じゃあ、ここに打ちましょうね!とか言うと「悪いね!」って相槌をいれる。なんか、その「悪いね!」って相槌が、私はすっごく新鮮で、こころにとっても響いたの。ここは治療をするところなんだから、全然悪くないし、ほかの患者さんなんて、治してみろ!みたいな人だっているからおばぁちゃんの、「悪いね!」って言葉が、ほんとにほんとに新鮮で、うれしかったぁ^^わたしも生涯現役で、こんな80歳のおばぁちゃんになりたい!って思ったんだよねぇ(*^-^)私は金曜しかこないんで・・・って言ったら、お愛想か、じゃ!また金曜日に来る!っておばぁちゃんは帰っていきました。また来るかな?かぶばぁちゃん。金曜日たのしみにしてるのは、ほんとはわたしですから^^