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テーマ:楽天写真館(356111)
カテゴリ:読書
前回紹介した本には
いじめる側の人間に向けての、いくつかのメッセージも載せられていたが やはり頭の中の了見が狭いのだな いわば意識が収縮してしまっているような状態 <収縮 ↔ 拡張> という意識の状態から、人間を、人生を捉えようとする試みもある 「なまけもののさとりかた」タデウス・ゴラス 意識が収縮した塊の状態にあると、自他、内外の境界線が濃厚になる その境界線では攻防の戦が尽きない 自分の領地を守ろうとして必死 攻められたときには、そのぶん、領地を挽回しようとする 東の領地を強大な敵に奪われた では西の領地を増やそう 西国は自国より弱いので それがときにいじめ行為となっても現れる いじめをする人間は、いつも周辺国に怯え、小国の領土を護るのに必死な領主のよう 収縮した意識状態においては無駄に敵を増やす 外にあるものには否定的な態度にならざるを得ない しかし、なにかを否定し続けると、否定されたものはますます強大化してしまう 当の本人が敵を作り、餌を与えて大きくしているので、永遠に逃れることのない恐怖が続く また、収縮した意識状態においては、内にあると思っているものを抱え込んで手放そうとはしない 出ていくものは裏切り者とされる 常にその心の休まることがない ときにその攻撃の対象が中心にある自分に向かうときすらある 自暴自棄 そうすることで、内と外のせめぎあいから開放されると思っているから 破壊衝動のコントロールも効かなくなってくる 自分が作り出した境界戦の幻、空に気付けば、そんな虚しいことをする必要もないのに 意識の収縮と、反対の方向にあるところの 意識の拡張というのはちょっとイメージがしづらい 抗わない精神 とも言っていた とはいえ、それは何事をも甘受する、というものではない 無抵抗主義というわけではないので それでは自己を否定することにもなりかねない 拡張とは、意識が遠く広く地平線に、等しく広がった状態 たとい否定的な状況にあっても、それらを包みこんでで巨視的に見る視座を失わないこと まことに難しい境地だけど、それが本来の愛にもつながると語られていた いわゆる東洋的な思想とか、神秘主義にでも触れていないとわかりにくい世界 超現実的で、メディテーションでもするとき以外には受け入れがたいような あえていえば仏教で言う空観にも近いだろうか 最近、世間では、大谷の活躍ばかりが目立って伝えられますね それを見て 称賛したり 憧れたり なかには 騒ぎすぎだ 思う人もいるでしょうけど 拡張の意識をつきつめると 彼は自分である ぐらいの感覚にまでなってしまう 世においては、誰も彼も基本的には等質で、何らかの条件が組み合わさって、一人の人間が目だって見える現象もあるが、それも全体の一部であるに過ぎず、なおかつ全体であり、自分も全体の一部であり、なおかつ全体である。それゆえ、その一部を切り取って、崇拝することも、否定することもありえない といった反応になる かなりトリップした感覚です 異常といえば異常 ちなみに仏教で言う空観は この世に、ただそれだけのみで存在できるもの(実体)はないという見方 全ての個々の存在は他との関係性の上に成り立っていて、常時変化していくものであるとする 絶対不変のものとか、個が消え失せた世界 これが変に歪んだ方向に行くと、個の存在や生命を軽んじてしまいかねない 別に死んでしまってもいいではないか 殺してしまってもいいではないかとか なので、仏教の中観派では、空観の反対に、仮観というのを設けます 仮観とは、個々のものにはそれなりの役割や意味があるとする見方 しかしこの仮観が度を越すと、先にいった収縮の状態に陥りやすい また、個々のものに絶対や永遠の意味を与えて、妄想や煩悩が膨らんでしまいかねない なので、空観と仮觀の間に、中観をもってきて バランスよく、中観で、物事を見るようにしようと とはいえ、そもそも、我々は、放っておけば、収縮 仮観 の状態になってしまうもの なので仏教ではまずは空観を体得することを徹底します 利己の愚かしさを説く老荘思想とかも、「道」を設定してしまう点で、厳密には違うところがあるかもしれないが、個にわだかまることがないという点において、拡張に近い だいたいにおいて、東洋思想のベースには、そんな世界観があります 前世紀のクリシュナムルティの神秘体験でも似たようなことが語られていた ところでクリシュナムルティで面白い話を知った 前にお話した「エイリアンインタビュー」で、彼は米軍から招かれて宇宙人とコンタクトしたそうだ そのとき宇宙人は反応してくれなかったそうだけど ときの米軍がクリシュナムルティを人選するというのも面白いなと 結論をいうと 自分の設ける内外の境界線をあらためて気にしてみよう それは、現実には、あってもいいものなのだけど あまりそこに心理的には囚われすぎないようにしよう それから、何かを否定すると、そこにさらにエネルギーを与えてしまうことになる 自分において、その存在がかえって大きくなってしまうので、注意しよう といったところ これは、いじめをする人へのメッセージでもあります このような説明の仕方はまるでしていませんが 「なまけのもののさとりかた」という本では、だいたいこんな事が書かれています もやもや~っと書かれているので、ちょっと内容が掴みづらいですが キーワードは「収縮」と「拡張」 そして、その間にある「エネルギー状態」となります JAL機の横っ腹に大谷の顔 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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