スーザン・ブロックマン 『遠い夏の英雄』『沈黙の女を追って』
【楽天ブックスならいつでも送料無料】遠い夏の英雄 [ スーザン・ブロックマン ]≪内容紹介より≫米海軍特殊部隊SEALの精鋭トム・パオレッティは、任務遂行中に頭部を負傷した。そのため休暇をとらされて、故郷であるボストン近郊の海辺の町を久しぶりに訪れる。そこでは、かつて十代の頃に好意を寄せ合った相手ケリーが女医として働いていた。再会を果たしたふたりは、たちまち以前にもまして強く惹かれあっていく。だが、そんなある日、トムは数年前に死亡したはずのテロリストの姿を目撃した。果たしてテロリストの狙いは?トムはその企みを阻止すべく行動を開始するが…。RWA(アメリカ・ロマンス作家協会)の読者人気投票で第一位を獲得した娯楽巨編。【中古】 沈黙の女を追って ヴィレッジブックス/スーザンブロックマン(著者),阿尾正子(訳者) 【中古】afb『遠い夏の英雄』につづき、SEALの隊員が活躍する全米ロングセラー小説! ワシントンDCのカズベキスタン大使館で働くメグ・ムーアは、過激派として知られるテロリストに娘と曾祖母を誘拐されてしまう。彼らの要求は、同大使館に潜伏中の反対勢力のリーダー、オスマン・ラズィーンを連れ出してくること。娘と曾祖母の命を救うためには要求をのむしかない。メグはラズィーンを含む3人の男を人質に取り、立てこもった。そして、自分との交渉人として米海軍特殊部隊SEALのジョン・ニルソン中尉を指名し た。人質犯が、3年前に互いに惹かれ合いながらも別れた女性メグだと知ったジョンは、事件の真相を解明すべくワシントンDCへ向かうが 約10年前に出版された、スーザン・ブロックマンのトラブルシューターズ・シリーズ第1・2作。米海軍特殊部隊SEALに所属する、あらゆる意味でカッコいいヒーロー達が繰り広げる超大型ロマンティック・サスペンスということです。日本でも人気があるシリーズのようで、ハーレクインからは同じSEAL隊員をヒーローにした「危険を愛する男たち」というシリーズも出ているのですね。HQの方は、ロマンス小説王道!というストーリのようです。さて、例に違わず図書館を活用して読んでいますが、これまた全巻揃ってなかった。しかも1作目のこの本がなかったのですよ。なので、まずは2作目の『沈黙の女を追って』を読んで、面白かったら1作目を買おうと思い、結果、ここに1・2作目の感想を書いている次第です。いずれもメインとなるヒーロー&ヒロインのロマンスの他に、並行して現代の恋愛が一つ、第二次世界大戦時の恋愛が一つ、計3つの恋愛が描かれています。私としては、2作目の方が好きです。ヒーロー(ジョン)が若くてハンサムで一途なのが良い悩みに悩んで、ただただ一途。それも子持ちの年上女性に、というところが、ホントにけなげ。普段だったら、ヒーローが年下男っていうのはあまり興味ないのでけれどこのヒーローはなかなか好感度大でした。サムとアリッサのチョコレートソースには、ええーっと思いつつも何かこの二人お洒落だな~大戦時の恋愛も、2作目は女性目線で語られていることもあり、感情移入出来たこと、加えてラストがハッピーエンドになることもあり、2作目の方が良かったです。 1作目のヒーロー(トム)も悪くないんだけれど、こちらはヒーローもヒロイン(ケリー)もSEXのことが常に頭にあるという感じがしたのが、なんだかなーって。特にケリーがねぇ。トムの姪マロリーとちょっとオタクなデイヴィッドのカップルは純粋で可愛くって、このままゴールインしてほしいわ~と思いました。商人と呼ばれる男が率いるテロリスト集団の件は、話の流れ上、仕方がないのだけれど、最後すっごく駆け足で終わってしまった感がします。この部分はもうちょっとボリュームがあっても良かったかな。テロを阻止するために、ケリーの父チャールズが選んだ最期、この場面は久しぶりにウルウルきました。歳をとると感動が薄れるというけれど、これ、嘘じゃありません。本当に本を読んでも、映画や舞台を観ても、感激することが減りました。近頃では、本を読んで泣くなんてことは滅多にないんです。でもチャールズの最期はグググッと胸にきて、文字がゆがんじゃった。チャールズ、嫌味なおじさんだと思ったけれど、カッコいい80歳でした。さて、あれこれ言っているけれど、面白く読めて続きが気になるところです。が、実は私、本を読む前に簡単に結末を知って安心してから読みたい方でして、先にいろんな方のレビューを参考にさせていただいているのです。と、3作目に、私がすごく苦手で嫌いな内容が出てくるようなのです。う・・・読むのを躊躇する。でも、次巻でサムとアリッサにかなり大きな動きがあるとのことで、これを読まずに先には進めそうにないのですね。しかも、本国では2作目より3作目の方が人気があったようだし、レビューでも3作目が一番好きって方もいました。時間がなくて、これまでは短い時間を重ねて読んできたのですが、次巻を読むには一気に読んでしまうしかなさそう。ああ、いつ読もう・・・