『ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~』
日本青年館で公演中の『ミュージカル「陰陽師」~平安絵巻~』東京プレビュー公演を観てきました。本公演は中国です。私が知っている陰陽師は、野村萬斎さん主演の映画とその原作:夢枕獏さんの小説。今回のミュージカルは中国のゲームで日本では配信5カ月で300万ダウンロードされたものだとか。全世界では2億ダウンロード突破の大人気ゲームなのだと。そりゃ知らないわ。私がやるゲームは語学アプリばっかりだもの。じゃあなぜ観に行ったのかと言えば、はい、キャストです。舞羽美海ちゃんが出てるから~ビジュアルが出た時には、あまりの可愛さにキャーッとなりましたわ。今回かなり前方の思いっきりセンターだったので、オペラなしでガン見でしたさて私、いわゆる2.5次元ミュージカルという物は多分初めてだと思います。いや、「漫画やアニメなど二次元の作品を舞台化したもの」という定義で行けば正確には宝塚や東宝舞台では何度も観ていますが、その辺りの2.5次元物とはやっぱり全然違います。宝塚(BASARAは観てないけど)や東宝のビジュアルと比べると、何と言っても派手さが違う宝塚だと派手さよりも美しさを追求する感じだけれど、こちらはインパクト重視かと。そ、そこまでするのかというくらい(悪い言い方をすれば、ドギツイ)の派手さ衣装も鬘も派手で、動きにくそうだなー。と思ったけれど、皆さん殺陣も踊りもガンガンに動き回っていて。宝塚ではどんなに物凄い殺陣でも、当たり前だけれど女性がやるもの。多分、殺陣の型とかは宝塚の方が上だと思う。でも重心っていうのか男性がやるとまた違う迫力がありますね。お歌は正直、これで大丈夫、音あってるのと思うレベルの方もいないではなかった(これについては娘と意見が全く一緒でした)・・・地声の低音に慣れていないせいか、男性陣は歌が聴き取れない加えて原作を知らないので、キャラにもイマイチついていけないところもあったりして、リピートはないなあと思いました(スミマセン)。でも原作ファンや2.5ファンには物凄く面白いのだと思います。だって、拍手が滅茶苦茶凄かったもの。美海ちゃん目当ての私と娘、美海ちゃんには大満足でした役は八百比丘尼(やおびくに)。清明が序盤で「八百比丘尼の仇は取る」なんていうから、えーっもう出番ないの?と思ったけれど、なんと不死身だった。良かった、ホッ可愛い、歌はこの舞台では数少ない正統派で聴きごたえあり。ヴァンパイアの時にも書いたけど、宝塚時代からは数段成長しています。良知くんはヴァンパイアやブラック・メリーポピンズの時とは若干歌い方が異なるような気がしたのだけれど、2.5用なのかな・・・良知くんはキリッとした目が良いですね。その他印象に残ったのはお二人。紅葉役の門山葉子さん。この舞台、美海ちゃんと良知くん以外、全く存じ上げない方ばかり。どんな肩書の方かも知らないけれど、とにかく歌が良かった。上手いとにかく上手い地声派だけれど、他の方達とは一線を引く上手さでした。そしてもうお一人が、黒清明の佐々木喜英さん。声が良いです。この方は朗々と歌うことが出来る方で、声量もありました。大人の歌声という感じでした。そうそう、雪女の七木奏音さん角度にもよるのですが、公式にあるビジュアルが龍真咲さんに似ています。娘に言ったら「似てる~」ほら、やっぱり。話は、ラストがこれで終わり?って感じで、周りがワーッて拍手して、そんなに?と思ったらフィナーレに突入。えっそ、そうなの続編あるのですよね感満載でした。ホントにあれで終わりなの?と今でも思っていますカーテンコールで、「今から写真、動画撮影OK。携帯の準備は良いですか~」とアナウンスがあって、ひゃ〜っっっま、待って待って、慌てて電源入れるも起動に時間がかかるじゃないですか。ようやく立ち上がったと思ったら「はい、そこまで。携帯しまってね」ってカメラアプリのスイッチを押すまでもいかなかっただから周りの人達、携帯の電源切る人が少なかったのね。「電源切ってください」ってアナウンスがあったけれど、そのまま仕舞ってる人が多いなあと思ったのですよ。私よりも娘の方が少し早く立ち上がったので、ちょぴっとだけど娘が撮影してくれました。SNSとかで拡散OKとのことだったので。見難いけれど、美海ちゃんは左から3番目。動画上げようと思ったけれど、上手くいかないので静止画だけ。この公演、3月18日に千秋楽をWOWOW LIVEで生中継するそうです