ピエール・ルメートル「わが母なるロージー」
わが母なるロージー (文春文庫) [ ピエール・ルメートル ]〈内容紹介より〉『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。パリで爆破事件が発生した。直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至続編が出ていることは知っていたのですが、まだ読んでいませんでした。シリーズ3作は長編でかなりヘビーな内容でした。それに比べると、はるかに気楽に読めます。たぶんそうなんだろうなーと予想もついたし。でも久しぶりに、カミーユとルイに会えたことが嬉しかった