星組「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~/VIOLETOPIA」
今日は花組さんが大劇場千秋楽でしたね。残念ながら所用で配信は観れず。東京はうっかり2次申し込みを忘れて観ることが出来ません。まあ申し込みが出来ても日程が合わず、2公演くらいしかエントリー出来なかったので観られないという結果は変わらなかったと思いますが。退団者の皆さん、ファンの皆さんが、寂しくも幸せを感じた一日となりましたように。さて、大千秋楽まで2週間ほどとなったある日、星組RRRをようやく観てきました。友の会(珍しく1、2回だけど大劇場も入れた、先着は参戦せず)、夢組、諸々貸切公演入れたけれど全てそっぽを向かれこれはもう無理かなと思って入れた某カード会社の優待公演枠でようやく1枚ゲット。ありがたや~ありがたやそれでも星組は中止で観られないことが結構な確率であったので今回もそうなりはしないかと内心不安でいっぱいでした。ああ、無事に観ることが出来て良かった。原作映画は観ていないし、大劇場の配信も観ていない。タカラヅカニュースの中で放送された初日、千秋楽ダイジェストしか観ていない。RRRと検索すると出てくる映画の画像、宝塚版ポスターからバディものらしい。星組は前任トップで同じくインド映画を舞台化したけれどあれは可もなく不可もなくという感じだった。RRRは面白いのだろうか。まあ何といっても星組はトップ(礼真琴)、2番手(暁千星)を目当てに行くのだし、この二人が目立つなら楽しめるよね、きっと。なんて思いつつ席に着く。と、係の人が一幕でこの通路を使用しますとアナウンス。あらっ、ショーだけかと思っていたらお芝居でもあるのねそう、私の席は1階21列だったのです。とたんにウキウキしてくる現金な奴でも、そんなことはあっという間に忘れました。幕開きから流れるようなダンス、美しい歌声。そして何を思っての笑みなのかその時はわからなかったけれど、彼女史上最も美しいのではないかと思う、何とも冷ややかで美しい小桜さんの微笑み。本当にこの人誰?と思うくらい役になり切った美しさでした。これだけでもうRRRの世界に引き込まれていく自分がわかりました。礼さんとありちゃん(暁千星)のがっぷり四つに組んだ歌とダンス。ありちゃんの組替えはこの作品を見越してだったのか、(もちろん次期を見据えてでしょうが)と思う息の合いよう。他と比べても意味がないことは承知しているけれど、今の星組でしか出来ないと素直に思いました。ありちゃんが組替えになった時は残念でならなかったけれど、これを見せつけられては納得せざるを得ない。男役として正に脂がのってきたのね、頬も良い感じにそげてきたし。なこちゃん(舞空瞳)は可愛らしいが先行していると思っていたけれど、可愛いだけではない役も似合うようになっていたのですね。そして極美さんはただ立っているだけで路線スター。植民地の人は人間と思っていないイギリス人の一人なのかと思いきや本当にジェニーを心配し、彼女の考えも尊重する良い人だったのにはちょっと驚き。他に驚いたのは、あれこんなに歌が上手い娘役さんがいるのだ!ということ。SINGERRR役の娘役さん、お顔を見てもよくわからず幕間に調べたところ都優奈さん。エトワールを2回経験しているようですが、残念ながら私は中止で観ることが出来なかった公演でした。とっても力強くて、ふと華鳥礼良さんを思い出しました。ショーはうーんちょっとイマイチよくわからない???これまた何一つ予習せず予備知識を持たずに観たもので…これは何度も通ううちにハマっていくショーの類なのではと思いました。ただ、組替え前の可愛いありちゃん(オーバーオールはバブ味があった)を観ることが出来た。女役のありちゃんも観られた(肩を出すと骨格からして男役なんだなーと改めて思います)。美しかったけれど、ちなつさんの女装とは雰囲気違うな。あの域になるにはまだまだ修行が必要かな中詰めの客席降りは結構な人数が前を通り過ぎていきました。手を出しておけば皆とハイタッチ出来そうでした。でも何となくそれは失礼な感じがして、都度手を出そうとした私。そのせいか、タイミングが合わなくてお一人としか出来ませんでした。でもそのお一人がとても丁寧にタッチをしてくださって。その方はこの公演で退団される天華えまさん。全体的に組子の皆さん勢いでバババッとタッチしている感じではなかったのですが天華さんはとりわけ行も帰りも丁寧に手を合わせてくれました。こんなにしっかりハイタッチしていただいたのは初めてで感激ですパレードで大羽を背負った白い衣装のありちゃんは本当にカッコよかったもっと早くに大羽背負っても何の不思議もなかったのになーと思ったり。出来ることなら複数回観たかった。円盤買おうかどうしようか迷うなあ。公演デザートいつもちょっと妙なネーミングだけどお味はまずまずの公演デザート。でも・・・今回のはとってもとっても中途半端なお味で微妙すぎました。残念