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2011.05.28
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カテゴリ:読書

海堂尊:著      アリアドネの弾丸を読みました。

チーム・バチスタの栄光で お馴染み、田口&白鳥コンビのシリーズです。

前作のイノセント・ゲリラの祝祭 が、残念ながらミステリーとしては(作者はミステリーとして書いてないのかもしれないが)面白くなかったので、今回もどうかしら?

と思っておりましたが、この作品は最初からググッと引きこまれました~! 

司法と医療会の対立をベースにAI(死亡時画像病理診断)の重要性を問う、著者のテーマとも言うべき作品の一つです。

司法(警察)のあり方、どこまでが現実にあることで、どこからが物語なのか。

考えたら怖くなります。

 

今回の作品では、いつもはちょっと辟易させられるロジカルモンスター白鳥が、とってもまともな人物に感じられました。

いや~見直したよ~、白鳥君ウィンク

グッチーこと田口センセは相変わらずです。鈍いよ~ほえー

なぜに自分をエーアイセンター長に推薦した人物が思い浮かばないのか。

ちょっと考えれば、「あの人」しかいないではないですか~、 ねえ。

そんな所が田口先生が田口先生たる所以なのでしょうが。

 

今回は、ナイチンゲールの沈黙 に登場したレティノブラストーマを患った牧村瑞人くんが登場しています。

その後、彼はどうしているのかな・・・と気になる存在であったので、ちょっとホッとしました。

それからそれから、桜宮を舞台とした作品で登場する「でんでん虫」の生き残り。

次回作あたりで中心人物になりそうな・・・






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最終更新日  2011.05.28 11:09:51
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