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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
昨日観に行った『三銃士』 の続きです。
主人公ダルタニャンは、私が見損ねた『エリザベート』の皇太子ルドルフ役でデビューした井上芳雄さん。 今では数々の賞を受賞され、ミュージカル会の貴公子とも言われておりますね。 拝見するのを楽しみにしておりました~ ほ、細い とってもスマートなのですね。 プロフィールからすると30代前半かと思いますが若々しい スタイルもストレートな歌声も、少年役がぴったりです。 人気があるのもわかります。
三銃士役には、アトス:橋本さとしさん アラミス:石井一孝さん ポルトス:岸祐二さん。 申し訳ございません。石井さんしか存じませんでした。 石井さんは『レ・ミッズ』のマリウスを拝見しております(その後、2003年公演からはジャンバルジャンですね)。 丹精な顔立ちからも二枚目役がお似合いで、三銃士では神学者でもあり、一番落ち着いているアラミスが一番お似合いです。 それなのに長髪のせいか次女には狩野英孝さんに見えるそうです(全然違うよ~)。
ミレディ:元宝塚月組男役トップの瀬奈じゅんさん。 宝塚は月・星組をよく観に行っていた時期がありましたが、涼風さんがトップの頃までなので、瀬奈さんが月組になった時期とはずれてます。 さすが男役トップだった方。登場しただけでグッと惹きつける華がありますね。 でも馴染みがないだけに、真矢みきさんと被ってしまって。。。 私、「変わってる」と言われるのですが、人間の外見でまず印象に残るのが顔の輪郭なのです。 真矢さんと瀬奈さんの輪郭、よく似ているのですよ。声のタイプは違うのですが、遠目に観ていると真矢さんかと錯覚してきます。
国王ルイ13世:元四季の今拓哉さん コンスタンス:元宝塚の和音美桜さん ロシュフォール:吉野圭吾さん 私は馴染みがないけれど、最近のミュージカルにはたくさん出演してらっしゃる方のようです。
そして、悪役リシュリュー枢機卿が山口さんでございます 真っ赤な法衣に包まれたリシュリュー。 原作のイメージかアニメのイメージだったのか定かではありませんが、私の中でリシュリューは痩せぎすで小柄な老人。 それからするとまったく異なるリシュリューですが、そんな事は関係ありません~ 一度歌を歌ったら ・・・・ あぁ、この張りと丸みのあるこの声。これを聞きたかった~~~ オペラグラス越しに夢中になっておりましたら、隣の次女が肘でツンツン。 何邪魔しないでよ~っ と思いきや、まだツンツン。 はいはい、渡せばいいんでしょ。ブーッ オペラグラス取られました。 一幕ではリシュリューが歌うナンバーは「おお 主よ」1曲のみ。物足りない。二幕目に期待しましょう。
二幕に入り、軍服(?)になったリシュリュー。 あ、あれ 何かちょっとお腹が目立つような気がします。 私の中ではまだスリムな山口さんのイメージでいたのですが、考えてみれば50歳。 お腹も出てきてもおかしくないですね。でもちょっと寂しい・・・(我が身の変わりようは棚に上げて何を申すか) 「我を信じよ!」は見所です。 リシュリューがロック調のナンバーをスタンド振り回しながら歌います。 さすがっ 一幕の丸みのある穏やかで力強い歌声とは一転。 ジーザスでユダが歌うようなイメージ。 またまた次女がツンツンとオペラグラスを所望してきましたが、ここは絶対譲れません 無視しちゃいました(ごめんね~)。
観終わって子供達に感想を聞いてみました。 次女:「面白かった~。”一人は皆の為に。皆は一人の為にっ”てユタの真似だねぇ」 あ゛・・・それは違うんだけどな。その逆だと思いますが 長女:「山口さんてスゴイね。他の人と全然違うね」 どんな風に違ったのかしら(ワクワク)。 長女:「大人しく歌ってる時とそうじゃない時の強弱が全然違う。他の人はあんまり変わりがなかった。ニ幕目は声まで違ってた。大人しい時は丸い感じの声だった」 そうなのよ、そこなのよ。 私も以前少~しですが声楽を齧ったので(お恥ずかしい)、よく通るけれど平板なだけの声というのはあまり好きではないのです。でも日本の役者さんには多いタイプかと。 私は丸みがあり共鳴しているような声が好き。うんうん。 長女:「二幕目のを聞いてあれなら本当にラムタム・タガーやってたんだ~って思えた」 車の中でファントム、ジーザス(35steps)、キャッツetc.を聞いていて、厚みのある役のイメージが強かったようです。 ラムタムは本当にこの人なのか、イメージが結びつかなかったようなのですが、今日のステージで納得できたようです。
長女はこれで私が山口さん好きなのにも頷けた様で、自分は忙しくて行けないにもかかわらず「ママ、ヴァンパイアも観に行きなよ。行った方が良いよ」と言ってくれました。 次女は次女で「私も行く~」とアピールしておりましたが、ヴァンパイアは怖いんじゃないかな 三銃士からちょっとそれましたが、お話自体は良く知られた内容です。 勿論、原作とは異なる部分もありますが先は読めますので、台詞や演出自体を楽めました オリジナル作品だとたまに内容が理解できないというか納得いかない部分があって、純粋に楽しめない時があるので。
三銃士のCDはまだウィーン版しかありませんでした。 東宝版がリリースされるのを楽しみにしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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