昨日は千秋楽まであと10日ほどとなった、宝塚雪組公演『JIN‐仁‐』を観てきました。
トップコンビの退団公演、平日の夜だと言うのに1階は満員(2階は見えなかったけど、チケットは完売ですね)。
長女の中学受験が済むまでは宝塚解禁を控えてきた為、『ドン・カルロス』で音月さんに初めて出会い夢中になった長女ですが、出会って僅か2作で退団とは
開演前に、またキャトルでいっぱい音月さん商品を買い込みましたよ。
幕が上がり、救急車のサイレン。
話が始まってしまって、あれ、開演の挨拶は
私、ぼうっとしていて聞きそびれちゃったの?いや~っっ何々
と思っていたら、「本日はようこそ・・・」音月さんの開演挨拶。
へぇ、こういう始まり方もあるのね。
音月さん、本当にこれが最後の作品なんですねぇ。。。
誠実な仁、さわやかな音月さんのイメージにぴったりでした。
ニヒルなブラックも良いけれど、最後の作品はあの弾ける様な笑顔、はにかんだ笑顔を満喫する作品でした
どの歌も、ス~ッと入ってきて、台詞も良く聞き取れる。
本当になんて上手なんだろう。
あの笑顔と実力なら、女優としても華やかな舞台の中央に立っていけるでしょう。
それも見てみたいけど、やっぱり男役をもっと見たい
橘恭太郎の未涼さん、相変わらず歌がお上手。
こういう丸みのある響く声は大好き。
でも、ちょっと出番が少ないんじゃないですか?もっと歌ってほしかった。
勝海舟の北翔さんは、私初めて拝見いたしました。
皆さんのブログ等で、歌がお上手との事で、とっても期待しておりました。
いや~っ、この方も本当に歌がお上手で、出てくる度に歌わないかな~と思ってしまいましたよ。
上背もあるし、いい男ですね~
この三人は同期さんだそうですが、この学年は歌上手さんが揃っていたのですね。
私、ダンスはサッパリわからない(踊れない私としては、皆上手に見えてしまう)のですが、歌が下手な方はNo thank you
目を瞑っていても、情景が浮かぶような歌の上手な人が好きです。
今回の舞台は歌上手さんが多くて良かったです。
さて、坂本竜馬こと早霧さん。
竜馬役を楽しんで、完全に自分の物にしているように見えました。
見ていて気持ちよかった。
ところで、あちこちで歌を酷評されていますが、そんなに酷いですか?
『ドン・カルロス』の時も思ったのですが、歌がお上手な男役さんに挟まれているのと、声質のせいもあって損をしているように思います。
音月さんは丸みのある声からキンと張った声までいろいろな声を出す事が出来るし、未涼さんは丸み、深みのある声。
早霧さんはそれと比べると声質でかなり損をしているなあと。
この日だって、別に下手だなんて思わなかったし、堂々とした歌いっぷりで良かったです。
沙央さんはコミカルで、CDでしか聞いていないけれど『フットルース』のウィラードと重なりました。
美海ちゃん、武家娘がとても良かった
凛とした強さ、あの強さがあったからこそ、仁が居なくなった仁友堂の創始者として立派にやっていけたんだろうなと思います。
ただ可愛い印象が強かったけれど、こういう役もこなす立派な娘トップさんですね。
ショーは、夜の部で子供と一緒ということもあり、時間が気になりつつも、最後は「まだ観たい、もっと観たい、まだ終わらないで~~~」と切に願いつつ観ていました。
でも、あっと言う間に終わってしまった・・・
黒燕尾の音月さん、オルフェの音月さん、どれもこれも美男子ぶりが際立ってかっこ良かった
ホントに白馬に乗った王子様という感じでした
最後の日まで、あと10日余り。
どうぞ男役の集大成を、思う存分ファンに見せ付けてください
私ももう1回観たいよ・・・・グスン