まりことリンリン~♪
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昨日観てきた、映画『レ・ミゼラブル』の感想です。 まずは一言で、 素晴らしい作品です 是非観てください
文豪ヴィクトル・ユゴーの原作と、1985年にロンドンで上演されたミュージカル版が基になっています。 通常のミュージカル映画とは異なり、出演者に生で歌わせるという手法で撮影が行われたそうです。 体力的にハードなシーンが多数あるなか、生で歌ってこの出来とは、空恐ろしい出演者達です。 バルジャン役のヒュー・ジャックマンは、X-メンのイメージがあったのですが、元はミュージカルで活躍していた人。 この人以外にバルジャンはいないでしょう、というくらいのはまり役でした。 海外版ミュージカルでは、声が素敵で歌がとても上手な人がいくらでもいますが、映画は顔がアップになるので、それだけでは足りません。 表情、眼光、全てが良かったです。 ラッセ・クロウ演じるジャベールは、ただ威圧的、見下すだけでなく無感動さが表れたジャベールでした。 パリの町を見下ろす高い場所で夜空を見上げて歌うス「スター」、自殺する橋の上で歌うシーン。 同じような映像構成でありながら、彼の心の変化、危うさが表れるシーンで印象的です。 司教役はコルム・ウィルキンソン。 舞台版では主役、バルジャンを演じている(10周年記念コンサートのバルジャンは彼だったかと)だけあって。 慈愛にみちた司教様、彼に出会ったからこそバルジャンが変わった、そのターニングポイントのキーマンにぴったりの配役でした。 そして、ファンテーヌのアン・ハサウェイ。 彼女は「プリティ・プリンセス」や「プラダを着た悪魔」(いずれも観てないけれど)でキュートな人なのだろうと思っていましたが、 ブロードウェイミュージカルにも出演していたのですね。 撮影本番で綺麗な髪を散切り坊主頭に切り、娼婦に身を落とし歌う「夢やぶれて」 本当は涙ボロボロになるシーンなのでしょうが、私は茫然としていて泣くのを忘れていました。 私が最初に涙をこぼしたのは、ファンテーヌが死の床でコゼットの幻を観て微笑むシーンでした。 エポニーヌはサマンサ・バークス。 この子どこかで見た事があるけれど、どこだっけ?あれ、もしや・・・・ そう、舞台版25周年記念コンサート(2010年)でエポニーヌを演じていた女優さんです。 25周年コンサートの映像を見た時、コゼットを完全に食っている。と感じたのを思い出しました。 その他ではテナルディエ夫妻が良かった! 日本の舞台版では、正直この役がいつもイマイチでした。 テナルディエはただ濁声だったり、青年みたいなおやじだったり、マダム・テナルディエは森クミさんが多いのですが、上手なんだけどちょっと行き過ぎというか・・・ しかも、夫婦の声のバランスが悪い。 でも映画版のテナルディエ夫妻は、それぞれが個性的であって、且つバランスが良い。 来年の新演出東宝ミュージカル版でも、こういうテナルディエ夫妻を期待したい。 でも、キャストを見ると、うーん、これまでと大差なしだわね。 ミュージカル版とは演出が異なる部分がいくつかありました。 ●新曲「Suddenly」 新演出ミュージカル版でも入れてほしいくらいです。 ●マリウスの手紙を届けるのが、エポニーヌではなく少年ガブローシュ。 ●砦での戦いのシーン。 最後まで誇りを持って三色旗を手に至近距離、真正面から撃たれるアンジョルラス。 ミュージカル版でも最後まで貫き通す信念は変わらないのですが、映画版の演出は迫力が違い涙涙です。 ●バルジャンが亡くなるシーン。 映画版ではファンテーヌが迎えにくるのですが、舞台ではファンテーヌとエポニーヌじゃなかったっけ? などなど、舞台と比べながら観ていました。 この作品、DVDが出たら絶対「買い!」ですよ。 こちらもお薦め レ・ミゼラブル 1995年 10周年記念コンサート(国内盤CD) エンディングでは世界 17ヶ国のジャン・バルジャンがゲスト出演。 日本からは、鹿賀バルジャンが参加 【送料無料】【DVD3枚3000円5倍】レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート [ アルフィー・ボー ] フィナーレには各国のキャストが出演。 サプライズで初代キャストも!
<オマケ> これからこの映画をご覧になる方へのアドバイス。 私は午前の上映で1時過ぎに終わる回を観ました。 その後、別な急ぎの用があったので、昼食はきちんと取らず鑑賞中にちゃっちゃと済ませるつもりで売店で買いました。 が、この考え甘かった。 冒頭からグイグイ行き、ほとんどのシーンがシリアスで、ガサガサと音を立てるのも気が引ける。 私はテナルディエ夫妻の酒場シーンで、急いで掻っ込みましたよ・・・ 食べ物を持ち込むなら、あまり音のしない物が良いですよ。うん。 二つ目のアドバイス。 この映画は2時間40分と長いお話です。 私は、他人の前を「すみません」と言いつつ通るのが嫌だったので、通路わきの席を取ったのですが、この映画に限っては通路脇の席は避けましょう。 後半に入ってから、観ていた人が出入りするようになり、終盤にはいってからはそれがまあしょっちゅう! どうやら、化粧室に行く人たちのようです。 すぐ脇を何度も何度も、他人が通るので気が散るったらないのです。 長い映画の場合は、トイレが近い方は通路側に、上映中にトイレに行かないといく方は通路から離れた席に座る事をおお薦めいたします!
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