『ベルサイユのばら -オスカルとアンドレ編-』を観て来ました。
ベルばら・・・私にとって因縁の作品です。
というのも、1989年から始まり数年続いたベルばらブーム。
日曜日しか入れられない私は全くチケットが取れず。
それを境に宝塚から長年離れるきっかけとなってしまった作品であります。
というわけで、『ベルばら』を生で観るのは初めてです。
ついでに言うなら、月組を観るのは、えっと・・・20数年ぶり。
汝鳥さんしか観たことないかも。
昔は、月・星ばかり観ていたというのに。
先週期末テストが終わった長女と一緒に行ってきました。
緞帳が上がって、きらびやかな電飾文字の『ベルサイユのばら』
それを見ただけで、「すご~っ、こんななんだ~」
わくわくしますね。
写真で見ただけでも、龍さんオスカルはビジュアル的に原作のオスカルさまにドンピシャ
それが舞台で動いてる~っ
男装の麗人(男役さんは常にそうですが)、まあカッコイイ
加えて、皆さん書いてらっしゃいましたが、女性らしさも。
少し なよっとしすぎかな、とも思いますが、でも可愛い~
龍さん、歌がお上手ですね。
歌ウマさん好きです。
アンドレの明日海さん、龍さんと並ぶとちょっと背が低いのが気になりましたが、
こちらも歌がお上手で、二人のデュエットは気持ちよかった
真摯で、一途なアンドレがとってもお似合いでした。
ただ一つ、けっして明日海さんのせいではないのですが、
オスカルに毒入りワインを渡すシーンの衣装、気に入らなかった。
龍さんは白黒でスッキリとした衣装でスラリと立っているのに対し、
明日海さんは上着の丈が長すぎたのかな。
何だか野暮ったく見えたのが残念でした
すっごく大事なシーンなのに。
アランの星条さん、ヤサグレ感が良かったです。
映像では他の方のアランを見ていますが、私が見た中では一番荒くれっぽかったかも。
それになんと言っても、長身なのが効いていたのでしょうね。
ロザリーは出番が本当に少ないのですねぇ。
娘役トップがあの役では気の毒だなーとしか言いようがありません。
オスカルとアンドレが主役ですから、いたしかたないのでしょうが。
大きな役の方以外で、今回注目していたのが娘役の紗那ゆずはさん。
こちらの一方的な事なのですが、意外なところで共通点があることが分かりまして、
頑張ってほしいな~と思っております。
イザベルと貴婦人役を演じていました。
ビジュアル的に可愛い役が似合うのかと思っていましたが、キッツイ役も良いです。
さて、噂の馬車のシーンですが、後ろのクレーンが丸見えで、何だこれは
と初めは思いましたが、ゆっくりと回ってきて会場へググッと迫り出してきたら、
「おおっ」
凄いではないですか。
そしてそれがこれまたググッと高く上がって。
大変気に入りました、この演出。
クレーンが気になったのは最初だけで、後半は全く気になりませんでした。
宝塚も、面白い演出をするのですね。
あれは2階席で観たら(私は1階でした)、かなり美味しい演出なのではないでしょうか。
宝塚HPに、2階席の楽しみ方みたいなページがありましたね。
そこに載せちゃえば良いのに、なんて思っちゃいました
バージョンはたくさんあれど、再演に次ぐ再演のベルばら。
長年の宝塚ファンの方には色々なご意見もあるでしょうが、
今回のベルばら、ストーリを端折り過ぎなのは気になりましたが、
それ以外の部分、私は純粋に楽しませていただきました
新生雪組のフェルゼン編も楽しみです。
その前に、チケット確保しなくちゃいけないけど・・・
今度こそ、土日が当たりますように
<余談>
相変わらず音月さんファンの長女、キャトルで選ぶ物もケイちゃん物ばかり。
「再入荷!」と書いてあったブロマイドの中から、持っていない物を物色。
そして、飾ってあった「現品のみ」の四つ切り写真を
「これください!」とはずしてもらって、嬉しそうに帰ってきました。
それでも、観劇の醍醐味とも言うべき、「お気に入りさんが居ればもっと楽しい観劇♪」
を求めて、新たなお気に入りさんを見つけようと意気込んでおりました。
今回の中では、明日海さんが一番だったようですが、
残念ながら、ハート鷲掴み、とまではいかなかったようです。
次の花組でもチャレンジだ!と言っています。